ベトナムからドクさんら訪日団来阪 「ベトナム枯れ葉剤被害を知る集い」開催
『ベトナムの枯れ葉剤被害を知る集い』~グエン・ドクさんを迎えて~ ベトナム戦争中に米軍が大量に散布した、「枯れ葉剤」の影響で今も苦しむ現地の子ども達を支援すると共に、日本とベトナムの友好関係を強化するため、NPO・MOAは支援事業の一環として4月28日、『ベトナムの枯れ葉剤被害を知る集い』を大阪市立子ども文化センターでグエン・ドクさんら4名を迎えて行った。 米軍の蛮行に苦しむ人々を支えよう NPOMOAは今回、ベトナムからドクさんほか、現地平和村のツーヅー病院で働く3名のドクターを招請(しょうせい)。4名は大阪市行政を訪れたり、RENTAIFESTA2010に来賓として参加するなど、来日期間中に忙しい日々を過ごした。 集会会場の大阪市西区『子ども文化センター』には3百名を超える支援者が結集。会場では枯れ葉剤被害を訴える写真パネル展示や、ドクさん招請グッズ即売会が行われた。
枯れ葉剤の影響でガンが多発している 集会では大野進NPO・MOA代表理事が挨拶したほか、来日した4人、グエン・ドクさん、リュウ・テ・ヅゥエンツーヅー病院副院長、タ・チ・ボン同副院長、グエン・ティ・ホン・タン同病院院平和村課長がそれぞれ挨拶。ツーヅー病院はベトナム南部最大の産婦人科病院で、同病院で出産される子どもには、枯れ葉剤の影響を受けた新生児が現在も誕生していること。また、小児・女性のガンが多発していることなどを報告。米軍の蛮行に苦しむ悲劇の中でも、強く生きていくことの大切さを我々に訴えた。 ドクさんは日本の関係者に感謝を述べ、ベトナムの子ども達へ一層の支援を訴えた。
4月30日には「グエン・ドクさんお別れパーティ」がホテル大阪ベイタワーで行われた。 それぞれが別れを惜しみ、再会を誓いあった。
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