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− 関西地区生コン支部にかけられた業種別運動つぶしを目的とした不当弾圧に対する緊急抗議決起集会 −

主催:不当弾圧粉砕緊急抗議決起集会実行委員会
  ◎生コン産業政策協議会
     交通労連・生コン産業労働組合
     全日本港湾労働組合大阪支部
     全日建連帯関西地区生コン支部
◎全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部

 

 1月23日、「関西地区生コン支部にかけられた業種別運動つぶしを目的とした不当弾圧に対する緊急抗議決起集会」会場のエルシアターは、政策協議会をはじめ73団体、1124名(定員800名)もの参加者で溢れた。
 集会は、今回の不当弾圧に一歩も怯むことなく、労働者と中小企業が共存し、生き残れるための政策運動をさらに前進させること。今回の弾圧と大資本の戦略の本質を内外に明らかにし、卑劣な警察権力と大企業の野望に決して屈しないことを確認しあった。集会参加者は、集会会場から大阪城公園まで怒りのデモ行進。「大企業・権力による不当弾圧糾弾、業種別政策運動をさらに前進させよう」と夜空にシュプレヒコールを響かせた。

 

 

基調報告 (武洋一連帯労組関西地区生コン支部副執行委員長 【抜すい】)
大企業支配に対抗
 今回の弾圧の背景と本質は、中小企業と労働組合が団結して、セメントメーカーやゼネコンなど大資本産業支配を規制し、近畿から全国に広がっていくことをおそれた資本による国家的弾圧である。これは、敵の弱さであり、業種別政策運動を牽引する生コン支部に対する弾圧で、中小企業の経営と労働者の権利を剥奪することにねらいがある。従って、過去幾多の弾圧を乗り越えて今日まで運動を続けたように、今後も断固、闘い抜く決意だ。
 セメントメーカーとゼネコンという大企業の狭間にあって、中小企業で占める生コン業界は、常に経営と雇用不安に脅かされてきた歴史であった。中小企業と労働組合が団結し、この矛盾を改善する運動が大きく前進してきたことが、大企業や権力にとって大きな脅威となったことが今回の弾圧攻撃の背景にある。
 最近、「特区」という言葉がにわかに議論されているが、我々は、政策協議会の運動によって中小企業や労働者が利益を享受できる、生活を維持できる「特区」を産業別運動によってつくってきた。セメントメーカーの拡販政策やゼネコンの買い叩きを規制し、企業がつぶれたら雇用確保の為に、その企業を再建する。協組に加入しない企業に対して協組に加入させる取り組みをする。だからこそ、「資本主義の根幹に関わる運動」だとして大資本と権力が血眼になって関西の運動を潰しにかかってきた。
 弱肉強食のグローバリズムにあって、中小企業は個社では生き残れない。大企業と対等に取引するには、協同組合による協同組織によってしか生き残る道はない。もし、これ以外に生き残る道があれば教えてほしい。
 いま関西では、生コンのみならず、セメント輸送、圧送業界でも協同組合の組織化が急伸している。セメント輸送から生コン圧送までの3業者がなければビルは建たず、生コンの価値は生まれない。この運動が、大企業から見れば、大きな脅威となって今回の弾圧攻撃となった。従って、一過性の弾圧とは考えていない。皆さん方の団結と支援のなか、敵の攻撃を反面教師として弾圧攻撃をはね返す決意だ。

 

決意表明 (加来洋八郎全港湾大阪支部執行委員長【抜すい】)

 グローバリズムといわれる今の社会の中で、多国籍企業を中心とする大企業は、自らが都合の良いシステムづくりを追求する。中小企業と労働者がこれに対抗する手段や方法がなければ、とうてい、大企業に太刀打ちできない。ここに、今まで生コン業界で進めてきた業界別政策運動の意味と価値がある。
 中小企業と労働組合がひとつになって、セメントメーカーやゼネコンとの対等関係をつくる。この取り組みが社会的に評価を受け、大資本・権力からみて、「これをいかに潰していくのか」ということになる。権力の思惑は、実にここにある。
 生コン業界に従事する労働者は、中小企業の経営安定と労働者の雇用確保のために当たり前の運動をしている。具体的には、「協同組合に入れ」と言えば、これが強要未遂になる。冗談ではない。事業協同組合運動を成功させようとすれば、「広域協組に入れ」と説得するのは当たり前のことで、労働組合としてやっていることだ。それをなぜ、権力の弾圧の口実にされなければならないのか。
 私は、こうしたことを口実とした今回の弾圧は、最初から無理があると思っている。労働組合が当たり前の運動をやっている以上、今回の不当弾圧を契機に、これまで進めてきた業種別政策運動をより前進させ、中小企業と労働組合がしっかりと団結すれば、弾圧は軽く粉砕できると考える。
 業種別運動を担ってきた生コン産業政策協議会の労働3団体が、今回の不当弾圧を契機に、さらに一体となって運動発展の実績を積み重ねることが、弾圧に対する最大に回答となることを確信している。

 

小谷野中央本部書記次長あいさつ

 この会場をこれほど埋め尽くして頂いた生コン政策協議会の仲間の皆さん、それから地域の労働組合の皆さん、そして多数ご参加頂きましたご来賓・支援団体の皆さんに対しまして連帯の中央本部を代表致しましてまず心より感謝を申しあげます。皆さんのご支援と期待に背かず私達は見事この弾圧をはねのけて全国で逆に組織が進める運動を更に強化して発展させる事を冒頭誓います。
この弾圧の本質は、社会的弱者に他ならない労働者と中小企業が手を取り合って大企業の不当な搾取・支配の構造を覆す闘いを進めてきた、そうした運動に対する不当な弾圧であるということを縷々多くの方が語りました。
 今回の弾圧を受けて昨年生コン業界の幹部が私に囁いた言葉を改めて思い出しました。トップメーカーの太平洋、その現トップである創始者や現会長、こうした人たちが業界のリーダーであるわけですが、彼らにとっては生コン業者や労働者などというのは所詮虫けらで、虫けらのような中小企業や労働者は掃いて捨てるほどいくらでもいる。それらの者がもの申すということをやがて彼らが許さん事をするよ、というふうにこの業界の団体幹部は言っておりました。まさに今回の弾圧の本質は先程言ったように業種別の労働運動、そして中小企業と労働者に対する弾圧ですが、より判りやすく言えば大資本・国家が、労働者風情が、中小企業風情が大企業・権力に何をもの申しておるのか、そんな運動は一捻りにしてやるわい。これが今回の弾圧の本質ではないでしょうか。
 大谷生コンという中小企業が私利私欲に目がくらんで業界の秩序を乱す道を選びます。大阪府下では生コンクリートは1リューベ当たり14,300円で販売されております。これは皆さんご存知のように実現したのは中小企業と労働者の涙の努力によるものです。9,000円台だった生コンの価格を14,300円に値戻ししたことでどれほど多くの中小企業が経営を安定させることが出来たか、どれほど労働者が雇用を安定させることが出来たか、しかしそのことによって利益を侵害されたと感じるセメントやゼネコンはこの秩序を壊そうと正面から挑んできたのが今回の弾圧です。大谷生コンのような業者が14,300円の生コンを1,000円値引きするだけで、例えば大谷生コンが年間10万リューベ出荷したとしましょう、年間実に1億円ですよ。買い手であるゼネコンは大谷生コンのような生コン会社を一つ作るだけで実にいともたやすく1億円の利益を手にすることが出来る、2000円引きさせれば2億円、大谷のような業者が10社、20社あればそれだけで10億、20億、40億です。まさに大谷を利用して今の業界秩序を粉砕しようと考える彼らの不当な利益追求の手段がこの国家による弾圧でないでしょうか、彼らのこの弾圧は我が生コン労働者の闘いに対する宣戦布告です。お前達の存続は許さない、虫けらのようなものどもは一捻りだ、こう宣戦布告している彼らに対して我々は単に抗議するだけでは足りない、糾弾するだけでは足りない、我々の闘いの歴史は敵の弾圧を運動の発展の糧としてきた歴史ではないでしょうか。
 生コン労働者は打たれても打たれても、蹴られても蹴られても如何なる弾圧があってもこれをはねのけて、そしてこの弾圧の中でより組織を強化して運動を更に発展させてきた歴史、誇るべき歴史を持っております。この歴史に今こそ確信を持ち、労働者・中小企業の生きる道はこの道しかないという政策に改めて信念を抱いて、弾圧に惑わされず、弾圧に恐れおののく者に調和せずに我々は堂々と闘おうではありませんか。そして相手の恐れるような運動を更に大阪から全国に向かって発信しようではありませんか。この集会には全国の労働者がそして権力が注目しております。
 我々は包囲するだけでは足りない、彼らに逆に宣戟布告しようではありませんか。我々は権力の弾圧にめげずに、この日から新たに運動を更に強化発展させることをこの場で宣言するんだ、こういう観点でこの集会を皆さんと共に成功裏に終えられる事を喜びたいと思います。我が連帯労組は全国の仲間が関西の仲間を包み、そして上部団体である交運労協や連合、全労連、どの領域にも問わず多くの団結を広げていくことに全力を尽くしたいと思います。皆さん明日から更に運動を更に更に発展させていこうではありませんか。共に頑張りましょう。

 

中島光孝弁護士(大阪労働者弁護団)報告

 今回の事件では片山執行委員の弁護人をしています。今回の刑事弾圧で4人の方が逮捕、勾留されていますが、これは私に対する業務妨害でもあります。と言うのは、1月27日、武谷執行委員に対する証人尋問が大阪労働委員会で予定されていましたが、これはやむなく中止になったからです。また、私は控訴審の準備書面を書いていましたが、これは福島執行委員と片山執行委員と打ち合わせをした上で書く予定になっていました。しかし、この二人とも居ないわけで、結局、私一人が一生懸命、過去の記録を見て準備書面を書かざるを得なくなりました。ですから今回の刑事弾圧は私に対する業務妨害でもあると受け止めています。

 まず、今回の刑事事件は、それ以前に民事弾圧と言ってもいい状況になっていることを皆さんにお知らせしておきたいと思います。というのは、片山執行委員、福島執行委員の関係で私が担当している事件は、ある会社に対する信用毀損、それと業務妨害、こういったことで会社が不法行為に基づく損害賠償請求をしてきたわけです。団体交渉はするが不誠実な対応に終始している。そこで労働組合としては、やはりこの会社のトップ、会社の行っているイベント会場、そういう所に行って会社のしていることを訴える。こういうことは労働組合として当然するわけですが、これに対して会社は民事訴訟を提起してきました。その内容は「信用毀損」。大勢の人間に来られたことによって「この会社の信用が毀損されました」と。もう一つは大勢の組合員がやって来たことで「業務が妨害されました」、従って損害があるのだから「損害賠償請求します」。こういう訴えを提起してきたわけです。
 民事事件における不法行為は、具体的に損害が発生しなければ損害責任が認められませんが、この信用毀損とか業務妨害という本件の私が担当している事件は具体的には業務妨害ではありません。しかし、確かに大勢の組合員が行っていろいろな訴えをする、訴えを聞かざるを得ない、それについて不快の感情を持つ、あるいはそういった組合員の行動について嫌だという感情を持つことはあるかも知れませんが、それを損害額に算定できるわけはありません。ところが神戸地裁、第一審判決は、合計2,000万の請求でしたが合計300万の損害賠償責任が関西生コン支部にあると判断しました。
 第一審判決の根拠は、民事訴訟法の中に名誉毀損あるいは業務妨害、そういったものがあるが損害額を算定することは困難である、そういう場合には裁判官が自分の判断で「コレコレの損害額があった」と認定してもよいという法律です。少し前までの法律では、損害額は「必ず原告の方が立証しなければならない」となっていました。しかし、現在の法律では原告が立証できなくても裁判官が適当に損害額を「損害があった」と認定すれば、その責任が生ずるという形になっているわけです。
 そこで私は、具体的な損害の立証も無いのに裁判官がそのよう抽象的な認定をするのはおかしいと、現在、控訴しています。このように具体的な事実関係もハッキリしないのに裁判官が認定するというやり方は、正に刑事事件でもあるわけです。

 今回、4人が逮捕されました。先ほどの報告にもありましたが、被疑事実は強要未遂と威力業務妨害です。若干整理しますと1月13日に逮捕され、1月15日に勾留決定されています。昨日か一昨日、勾留の延長がなされていると思いますが、我々弁護団としては勾留決定に対して異議を申し立て(これを準抗告と言います)、勾留の理由について裁判官に公開の法廷で説明させるという「勾留理由開示公判」を金曜日に行いました。
 そういう中で新たに判明する事実はなかなかありませんが、裁判官の姿勢は鮮明になっています。ようするに被疑事実というのは勾留状に記載されているものもありますが、強要未遂と威力業務妨害。これは最初は昨年9月30日の武谷執行委員、片山執行委員の大谷生コンです。大谷生コンの社長がやっている大谷建材に行って「広域協組に加入してください」と言った事を、まず一つ上げております。そして10月1日に、これは武谷執行委員、福島執行委員、他20名の組合員が大谷生コンへ行ったこと、これは春闘の延長で行ったわけですけども、これが、まず一つ上げられています。それと、もう一つは10月6日、これは片山執行委員、武谷執行委員、福島執行委員、そして25人程の組合員がやはり「大谷生コンへ行った」と、この三つの事実を一緒くたにして強要未遂と威力業務妨害があったと言っているわけです。
 刑事事件というのは、ある犯罪については具体的に「どの行為」「どの日時」「どの場所」、どの行為がどういう犯罪事実に該当するのかと、こういうことをきちっと区別します。しかし、今回の逮捕、あるいは勾留については、9月30日、10月1日、10月6日、これらの労働組合としての活動を一括して「強要未遂」「威力業務妨害」と言わざるを得なかったわけです。更に現在、各4名の被疑者は黙秘しています。私も片山執行委員の接見に行っていますが、非常に元気にしておられます。
 こういうふうに黙秘をしておられますが、黙秘をしているから罪状隠滅の恐れがある、あるいは逃亡の恐れがあると裁判官は言ってきます。黙秘権というのは、日本の憲法で保障されている権利なのですが、その権利を行使していること自体、勾留の必要性があるのだと、こう裁判官は言っているわけです。
 そういう意味で、先ほどの「民事弾圧」と今回の「刑事弾圧」は、非常に抽象的できちんとした基準も無く、「裁判官」あるいは「法律」が「大企業のための政治」「大企業のための法律」、そして「大企業のための司法」そいったものによって関西地区生コン支部を始めとする労働組合活動、そして中小事業者のいろいろな活動、これらに対する弾圧の仕組みになっていると受け止めらざるを得ません。
 今後、裁判は勾留延長が決定されていると思いますが、これに対する準抗告を行うことがあります。それで、いずれ再逮捕がある可能性が強いですが、起訴された後は保釈請求という形で進めることになります。

 労働組合、労働者の運動だけではなく、これは労働者の生活、中小事業者の生活、更に言うと生コンの品質を追求する、品質維持・向上を追求する、そういう活動を通じてコンクリート構造物に頼って生活せざるを得ない「一般の市民の生活の安全も追求している」と私は捉えています。このような生活全体を視野にいれた運動に対する今回の弾圧を決して許すことが出来ません。
 我々5人の弁護団は、一致団結して皆さんと共にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

戸田ひさよし近畿地方本部執行委員長あいさつ

 近畿地本の委員長ならびに門真市の市議会議員をしている戸田です。本当に1千人をゆうに超える皆さんが長時間通路にも座ってこの弾圧粉砕の集会参加に熱気を持って参席してくれた事に本当に心から感謝致します。
 この集会には先程紹介した反戦福祉議員ネットの一員として泉南市議の小山市議も参加されていることをひと言付け加えていきたいと思います。どうも本当にありがとうございます。
 さて、実は関西地区生コン支部は今年で結成40周年となります。私自身で言いますと明日が丁度誕生日で49歳です。ということは私が小学校2〜3年生の頃に武委員長が本当に汗水の血みどろになってヤクザを含む闘いを含めて、泰然たる労働運動を重ねていたという事にいま私は思いをはせます。1月21日、勾留理由開示公判というものがありました。現在、逮捕された4人は接見禁止という不当な処遇を受けています。家族ですら会えない、弁護士のみが接見できる。こういう中で逮捕後はじめて4人の顔を見る、現場で立ち会える機会でした。その時武委員長が、本当に社会の常識・現実をなにも知らない、警察の筋書きを言われるがままに思いこんで、人を逮捕・監禁して平気であるその若い裁判官に対して諄々と物事の道理、産業政策、産業別労働運動とは如何なるものか、人類社会の発展とはどういうことかということを説いて聞かせるなかでしばし武委員長が30秒、40秒言葉に詰まることがありました。それは、タコ部屋同然の条件のなかで闘い抜いてきた、ということを言った時に、あの弁舌の雄である武委員長が、あの走馬燈のように40年間の闘いを思い浮かべた事でしょう。
 本当に涙あふれんばかりに言葉に詰まったことも、私達は静かに皆聞き入った次第であります。その場で武委員長が言ったように我々は会社が雇ったヤクザに仲間を2人も殺された。武委員長自身少なくとも5回は殺されかけた、そういった中で我々はたこ部屋同然の状況から体当たりに闘い業界を変えてきたのだ、と言うことを述べていました。闘争の勇士である武委員長のみならず今回2度目の片山執行委員は本当に自分の運動に自信を確信を持っているということを言いました。今回初めて逮捕された武谷執行委員は瓢々として自分たち4人はこの通り元気であるから、救援運動はそこそこにしてもっといろんな闘争を頑張って頂きたい。こういう元気な事を述べました。また武谷執行委員同様に今回初めて逮捕された福島執行委員も我々のまっとうな労働運動に対して民事不介入の原則を全く反した不当な刑事弾圧である、業務妨害とは一体何事だ、全く許し難い、その様な気持ちで断固として闘い抜くその様な事を法廷で述べたのであります。
 今、小谷野書記次長が言われた事、まさにその通りであります。武委員長がよく言います。一見ピンチと見える所にチャンスはある。まさしくそうではないでしょうか。この弾圧を、家族の皆様にはご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、我々は来週第2、第3と逮捕があろうことも予測しながら、この弾圧が半年、一年と続くことも予想しながら、しかしながらこんな弾圧をするんではなかったと大阪府警にとことん後悔させるような運動を行っていく自信があります。
 我々は過去、ある政党をバックボーンとしていました。その政党は弾圧がされればされるほど段々押され、最初は不当弾圧糾弾だったのが、弾圧される方に問題があるのではないかということを言って組織分裂まで図っていた。そういう苦しい中ですら闘ってきた関西地区生コン支部です。ところが現在はどうか。まさに弾圧を受ければ受ける程支援が広がり、興味関心は広がっているのです。首都圏の多くの方々は連帯労組関生支部のことをあまりご存知でなかった。けれども今インターネットの世界では、この事件で多くの人が関西地区生コン支部とは、連帯労組とは何者かということを本当に知ってくれました。とても嬉しいことに、私達と何の縁もゆかりもない一個人の方がこの弾圧のすぐ夕方にこれは不当な弾圧だ、立川のテント村事件、共産党員のビラまき・弾圧、そういったものの流れの中での不当弾圧であり、労働者の生きる権利への弾圧だ、これは思想、信条を超えてみんなで反対するべきだということを自分のホームぺージにのせて、連帯労組の産業政策を本当に素人にもよく分かるように解釈してくださっているのです。こういった事が私達の全然知らないところで実は広がって話題を呼んでいます。武委員長が拘置されているのは大阪府警本部です。私達は今から大阪府警本部に向かって怒りと糾弾のデモをぶつけに行きます。今は武委員長にある意味でゆっくり休養してもらい、出てきた時には力強くなった労働者・民衆の力で更に闘うぞ、という気持ちを込めてこの会場からあの腐敗した大阪府警に進撃していこうではありませんか、本日は誠にありがとうございました。

 


▲ デモ隊は大阪府警本部前を通過。自然と、シュプレヒコールは一層声たからかに。

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