市民運動分断狙う弾圧許すな！

６月４日・５日、「道路運送法違反」を口実に十数ヵ所が家宅捜索（関生支部事務所含む）され、３名が逮捕されるという弾圧事件が発生。市民運動の分断を狙ったこの弾圧を全力ではねかえそう！

■運動の広がり恐れる権力
昨年９月２８日、京都府京丹後市経ヶ岬で米軍Ｘバンドレーダー基地建設に抗議する行動(1)が取り組まれた。その際、参加者が現地に行くために大型バスを準備して費用を出し合った。それを権力が「金儲けの営業行為」であると決め付け、法に違反しているとして事件をつくり上げたのだ。

この事件では関生支部も家宅捜索を受けており、このような理由による市民運動・労働運動団体に対する捜査や逮捕は前代未聞である。 しかし、逮捕・拘束された３人の仲間は完全黙秘で権力の誘導を拒否して獄中で闘い抜き、現在は釈放。反弾圧の闘いとともに反戦運動を継続している。

今、集団的自衛権行使を具体化するための戦争立法が国会で審議されている。安倍政権は全国にある米軍基地強化に全面的に協力するなど、日米軍事一体化を強力に推し進めている。　 しかし、沖縄では辺野古の新基地建設をめぐって、人々の粘り強い基地建設阻止の闘いが大きなうねりをつくり出し、全国世論調査でも安倍政権を追い詰めている。近畿地方においても経ヶ岬で住民が立ち上がり始めている。そうした広がりを恐れた国家権力が、闘いを分断・抑制するために弾圧をしかけてきたというのがこの弾圧の本質である。


■不当捜索を今後も追及！
事件にされた９月２８日、地本の定期大会が行われていたため関生支部は現地行動に参加していない。それにもかかわらず、家宅捜索を行った大阪府警本部。それを許した裁判所。私たちはこうした権力の横暴に強く抗議するとともに、この実態を暴露する。そして、この違法な家宅捜索について今後も追及していく方針である。

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(1) Ⅹバンドレーダー搬入反対！9・28全国集会in京丹後

 

 

6.4関西市民運動弾圧救援会
大阪府警公安第３課ならびに西警察署への抗議・要請文

6.4関西市民運動弾圧救援会
大阪府警による関西の市民運動活動家の逮捕に抗議し、釈放を求めるアピール　

大阪労働者弁護団
団員弁護士事務所への不当捜索に対する抗議声明

（くさり７月号より）