◆　買い叩きなどで業界は崩壊に！　◆

景気低迷、公共工事減少など、湖東地域において建設需要は年々落ち込み建設受注単価も下落の一途を辿っています。

そのしわ寄せは生コン産業にも波及し、ゼネコン・販売店による生コンの買い叩き、過剰サービス（袋洗いなど）を求められ、業界は崩壊していました。

そうした中、業界安定に向けて２０１３年４月より湖東生コン協同組合は生コン適正価格収受と安定供給、品質保証、品質管理の徹底を決意。

その一方で労働組合は、近江八幡市など行政機関に生コンの安定供給・品質確保、コンプライアンスの徹底を求めました。


◆　近江八幡市から通知書が交付　◆


その結果、近江八幡市管財契約課から、２０１４年７月24日付で「適正なコンクリート工事の実施について」の通知書が交付されました。

通知書には「加水行為に対する指導の徹底」「生コンクリート運搬車の洗浄は現場内で行うこと」「運搬においては道交法の順守」などが指示されています。

地域で働く労働者の労働条件改善のため、今後も啓蒙活動を行っていきます。

 

（くさり11月号より）