関生支部は10月19日、各界から多彩な来賓を迎えて第50回定期大会をアソシエ会館で開催した。大会では、この一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。さらに、国際・国内情勢、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、国際連帯・反戦平和などの諸決議を満場一致で採択した。 全国に労働者は5300万人いる。その中で非正規労働者は2000万人以上、年収200万円以下の労働者は1000万人以上いる。 生産の担い手であり、社会を支える労働者が極めて深刻な状況に直面している。 農業はTPP導入によって一層厳しい局面を迎える。漁業でも市場原理主義が導入されようとしている。中小企業は取引条件を改悪され、倒産の危機に直面。 これらは大企業の利益のために弱い立場の者に全ての犠牲を押しつける安倍政権の政策が大きな原因だ。 それと同時に、現状を変えるために闘わなければならない労働組合の存在が問われている。 今、組織率は約18%だが、この人々が労働組合らしい運動を展開すれば、労働者を踏みつける社会を変えることは可能だ。 この一年間、あるいはこの50年間、私たちは労働者の期待に応える活動をしてきたのだろうか。 今、大企業の労働組合はほとんどが御用組合になり下がっている。 関生支部は中小企業の労働者で組織する労働組合であり、経済闘争では労使関係企業だけを対象にするのではなく、背後でその企業を支配する大企業と闘う方針を掲げて実践してきた。 私たちは昨年、賃上げ1万円を獲得し、今年も賃上げ1万円・一時金アップを獲得した。さらに、日々雇用労働者は日額500円の賃上げを獲得。経済闘争の基本は背景資本=大企業と中小企業が対等取引できる仕組みをつくるために闘うこと。そうした産業政策によって獲得した成果だ。 また、私たちは政治闘争にも取り組んできた。今、安倍政権は大企業の利益を増やし、中小企業と労働者を踏み台にする政策を実行している。 その一方では過去の侵略戦争を美化する歴史修正主義を掲げ、軍事大国化を進めている。私たちはこれらの課題に対して果敢に闘ってきた。 特に、在日米軍基地撤去を求める闘いとして、継続的に沖縄意見広告運動に取り組み、11月の沖縄知事選挙では「オール沖縄」の立場で基地撤去を目指す翁長候補を全力で応援。 今後も、安倍政権の進める戦争政策に「NO」の声を上げ、日米安保破棄を求める国民的運動を展開していく。 さらに、東日本大震災の復興支援と反原発の運動に全力を挙げ、消費増税反対・TPP反対を求めて闘う。 さらにもう一つは思想闘争だ。私たちはこれまで弁証法的唯物論やマルクス経済学を学習することで資本主義の仕組みを理解し、それに変わる経済システムをつくらなければならないと学んだ。 こうした学習を実践に活かすことにより運動を大きく前進させてきた。 今、時代は大きな転換期にある。 これまで、グローバル覇権国家として君臨してきた米国自身がそれを認めている。 米大統領の諮問機関・国家情報会議は中国の経済成長などを理由に米国の覇権の終わりを説き、今後は多極化した国際関係になると予測している。 東アジアでは中国・日本による覇権争いが発生。その表れが尖閣問題や日本の軍事大国化である。 支配者は自らの利益を追い求めて民衆を抑圧・搾取する。私たちはその本質を見抜き、労働者の生活と権利、漁民・農民・中小企業の利益を守るために全力で闘わなければならない。 関生支部は来年、結成50周年を迎える。それに向け、新会館の建設・労働学校の設立・記念誌作成・共同墓地の建設に取り組んでいる。 労働学校では労働者に必要な基礎知識を教育し、物事の本質を見抜く力をつけさせ、社会に役立つ人材を育成。また、新会館に相応しい中身をつくるために組織の質・量を向上させる。 本大会は、来年度大きな目標を実現するために心を一つにして取り組む決意を固める場だ。 多くの労働者から期待される労働運動をともにつくり上げよう。 第50回定期大会冒頭、昨年11月に逝去された故高副委員長に黙祷を捧げ、国際連帯を続ける関生支部の象徴として「インターナショナル」を全員で合唱。 大会議長団と大会役員選出後、資格審査委員より資格審査結果の発表を受け、大会成立が議長から宣言された。 続いて、主催者代表挨拶を武委員長が行い、各界来賓からの連帯挨拶を受けた後、祝電・メッセージが披露された。 来賓各位からは連帯の熱い決意が表明され、経済・産業の民主化を求めて大企業支配と闘い続ける関生支部に対して賛辞が贈られた。 議案審議に入り、武洋一書記長が「2014年度経過報告」と「2015年度運動方針案」を提起。 引き続き、代議員から各ブロックでの闘争経過や方針について発言があった。 この中では、勝利解決が報告されるとともに、闘争経過が報告された。また、東大阪・阪南・湖東などでの組織拡大の成果が報告され、各地での業界再建に向けての決意が表明された。計25名の代議員・オブザーバーが発言した。 続いて、諸決議案と大会宣言案が提案され、それぞれ満場一致で採択。投票の結果、ストライキ権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員一人一人が挨拶。最後に、武委員長の音頭の下、関生支部のさらなる飛躍を誓って「団結がんばろう」を三唱して大会は閉会した。
関生支部は10月19日、各界から多彩な来賓を迎えて第50回定期大会をアソシエ会館で開催した。大会では、この一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。さらに、国際・国内情勢、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、国際連帯・反戦平和などの諸決議を満場一致で採択した。
全国に労働者は5300万人いる。その中で非正規労働者は2000万人以上、年収200万円以下の労働者は1000万人以上いる。 生産の担い手であり、社会を支える労働者が極めて深刻な状況に直面している。 農業はTPP導入によって一層厳しい局面を迎える。漁業でも市場原理主義が導入されようとしている。中小企業は取引条件を改悪され、倒産の危機に直面。 これらは大企業の利益のために弱い立場の者に全ての犠牲を押しつける安倍政権の政策が大きな原因だ。 それと同時に、現状を変えるために闘わなければならない労働組合の存在が問われている。 今、組織率は約18%だが、この人々が労働組合らしい運動を展開すれば、労働者を踏みつける社会を変えることは可能だ。 この一年間、あるいはこの50年間、私たちは労働者の期待に応える活動をしてきたのだろうか。 今、大企業の労働組合はほとんどが御用組合になり下がっている。 関生支部は中小企業の労働者で組織する労働組合であり、経済闘争では労使関係企業だけを対象にするのではなく、背後でその企業を支配する大企業と闘う方針を掲げて実践してきた。 私たちは昨年、賃上げ1万円を獲得し、今年も賃上げ1万円・一時金アップを獲得した。さらに、日々雇用労働者は日額500円の賃上げを獲得。経済闘争の基本は背景資本=大企業と中小企業が対等取引できる仕組みをつくるために闘うこと。そうした産業政策によって獲得した成果だ。 また、私たちは政治闘争にも取り組んできた。今、安倍政権は大企業の利益を増やし、中小企業と労働者を踏み台にする政策を実行している。 その一方では過去の侵略戦争を美化する歴史修正主義を掲げ、軍事大国化を進めている。私たちはこれらの課題に対して果敢に闘ってきた。 特に、在日米軍基地撤去を求める闘いとして、継続的に沖縄意見広告運動に取り組み、11月の沖縄知事選挙では「オール沖縄」の立場で基地撤去を目指す翁長候補を全力で応援。 今後も、安倍政権の進める戦争政策に「NO」の声を上げ、日米安保破棄を求める国民的運動を展開していく。 さらに、東日本大震災の復興支援と反原発の運動に全力を挙げ、消費増税反対・TPP反対を求めて闘う。 さらにもう一つは思想闘争だ。私たちはこれまで弁証法的唯物論やマルクス経済学を学習することで資本主義の仕組みを理解し、それに変わる経済システムをつくらなければならないと学んだ。 こうした学習を実践に活かすことにより運動を大きく前進させてきた。 今、時代は大きな転換期にある。 これまで、グローバル覇権国家として君臨してきた米国自身がそれを認めている。 米大統領の諮問機関・国家情報会議は中国の経済成長などを理由に米国の覇権の終わりを説き、今後は多極化した国際関係になると予測している。 東アジアでは中国・日本による覇権争いが発生。その表れが尖閣問題や日本の軍事大国化である。 支配者は自らの利益を追い求めて民衆を抑圧・搾取する。私たちはその本質を見抜き、労働者の生活と権利、漁民・農民・中小企業の利益を守るために全力で闘わなければならない。 関生支部は来年、結成50周年を迎える。それに向け、新会館の建設・労働学校の設立・記念誌作成・共同墓地の建設に取り組んでいる。 労働学校では労働者に必要な基礎知識を教育し、物事の本質を見抜く力をつけさせ、社会に役立つ人材を育成。また、新会館に相応しい中身をつくるために組織の質・量を向上させる。 本大会は、来年度大きな目標を実現するために心を一つにして取り組む決意を固める場だ。 多くの労働者から期待される労働運動をともにつくり上げよう。 第50回定期大会冒頭、昨年11月に逝去された故高副委員長に黙祷を捧げ、国際連帯を続ける関生支部の象徴として「インターナショナル」を全員で合唱。 大会議長団と大会役員選出後、資格審査委員より資格審査結果の発表を受け、大会成立が議長から宣言された。 続いて、主催者代表挨拶を武委員長が行い、各界来賓からの連帯挨拶を受けた後、祝電・メッセージが披露された。 来賓各位からは連帯の熱い決意が表明され、経済・産業の民主化を求めて大企業支配と闘い続ける関生支部に対して賛辞が贈られた。 議案審議に入り、武洋一書記長が「2014年度経過報告」と「2015年度運動方針案」を提起。 引き続き、代議員から各ブロックでの闘争経過や方針について発言があった。 この中では、勝利解決が報告されるとともに、闘争経過が報告された。また、東大阪・阪南・湖東などでの組織拡大の成果が報告され、各地での業界再建に向けての決意が表明された。計25名の代議員・オブザーバーが発言した。 続いて、諸決議案と大会宣言案が提案され、それぞれ満場一致で採択。投票の結果、ストライキ権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員一人一人が挨拶。最後に、武委員長の音頭の下、関生支部のさらなる飛躍を誓って「団結がんばろう」を三唱して大会は閉会した。
全国に労働者は5300万人いる。その中で非正規労働者は2000万人以上、年収200万円以下の労働者は1000万人以上いる。 生産の担い手であり、社会を支える労働者が極めて深刻な状況に直面している。 農業はTPP導入によって一層厳しい局面を迎える。漁業でも市場原理主義が導入されようとしている。中小企業は取引条件を改悪され、倒産の危機に直面。 これらは大企業の利益のために弱い立場の者に全ての犠牲を押しつける安倍政権の政策が大きな原因だ。 それと同時に、現状を変えるために闘わなければならない労働組合の存在が問われている。 今、組織率は約18%だが、この人々が労働組合らしい運動を展開すれば、労働者を踏みつける社会を変えることは可能だ。
今、時代は大きな転換期にある。 これまで、グローバル覇権国家として君臨してきた米国自身がそれを認めている。 米大統領の諮問機関・国家情報会議は中国の経済成長などを理由に米国の覇権の終わりを説き、今後は多極化した国際関係になると予測している。 東アジアでは中国・日本による覇権争いが発生。その表れが尖閣問題や日本の軍事大国化である。 支配者は自らの利益を追い求めて民衆を抑圧・搾取する。私たちはその本質を見抜き、労働者の生活と権利、漁民・農民・中小企業の利益を守るために全力で闘わなければならない。 関生支部は来年、結成50周年を迎える。それに向け、新会館の建設・労働学校の設立・記念誌作成・共同墓地の建設に取り組んでいる。 労働学校では労働者に必要な基礎知識を教育し、物事の本質を見抜く力をつけさせ、社会に役立つ人材を育成。また、新会館に相応しい中身をつくるために組織の質・量を向上させる。 本大会は、来年度大きな目標を実現するために心を一つにして取り組む決意を固める場だ。 多くの労働者から期待される労働運動をともにつくり上げよう。
第50回定期大会冒頭、昨年11月に逝去された故高副委員長に黙祷を捧げ、国際連帯を続ける関生支部の象徴として「インターナショナル」を全員で合唱。 大会議長団と大会役員選出後、資格審査委員より資格審査結果の発表を受け、大会成立が議長から宣言された。 続いて、主催者代表挨拶を武委員長が行い、各界来賓からの連帯挨拶を受けた後、祝電・メッセージが披露された。 来賓各位からは連帯の熱い決意が表明され、経済・産業の民主化を求めて大企業支配と闘い続ける関生支部に対して賛辞が贈られた。
議案審議に入り、武洋一書記長が「2014年度経過報告」と「2015年度運動方針案」を提起。 引き続き、代議員から各ブロックでの闘争経過や方針について発言があった。 この中では、勝利解決が報告されるとともに、闘争経過が報告された。また、東大阪・阪南・湖東などでの組織拡大の成果が報告され、各地での業界再建に向けての決意が表明された。計25名の代議員・オブザーバーが発言した。
続いて、諸決議案と大会宣言案が提案され、それぞれ満場一致で採択。投票の結果、ストライキ権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員一人一人が挨拶。最後に、武委員長の音頭の下、関生支部のさらなる飛躍を誓って「団結がんばろう」を三唱して大会は閉会した。
(くさり11月号より)
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