関生支部は9月20日、第49期第4回中央委員会をアソシエ会館で開催し、この間の活動総括を行った。目前に迫る定期大会での【役員立候補受付と選挙実施に関する提案】について討議されたほか、委員長総括では組織拡大および世界と日本、生コン業界の情勢について、詳細な分析を加えた現状と課題が報告された。 中央委員会は議長にM代議員(東大阪ブロック)を選出。 招集役員・代議員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言。 初めに武委員長から活動総括と問題提起があり、その後、ブロック・専門部報告、議案審議が行われた。 今、世界は目まぐるしく動いている。 スコットランドでは独立を問う住民投票が行われる。もし、かつて覇権国だった英国が分裂すればEUの結束や世界経済に多大な影響を与える。世界の資本主義が漂流していることを象徴する出来事になる。 また、イラクなどで「イスラム国」が勢力を拡大している。 この組織は中東に元々あったイスラム国家の再興を目指し、欧米諸国を侵略者として欧米系ジャーナリストを処刑。 欧米諸国はこれを非難し、米国は軍事行動の開始を示唆。 しかし、元を正せばアフガン・イラクを根拠のない理由で攻撃し、混乱状態に陥らせたのは米国だ。自己正当化のために抵抗する者を「非人道的」だと非難するのは帝国主義者の常とう手段だ。 日本では、7月1日に集団的自衛権行使容認が閣議決定された。支配者たちは着々と戦争体制を整えている。 さらに、アベノミクスにより国民の暮らしがよくなるとの幻想を与えている。 安倍は市場にお金をどんどん供給する政策をとっているが、多くの国民は購買力を持っていないので景気は回復しない。早晩、アベノミクスは破綻する。 私たちは安倍の軍事化路線・経済政策と断固闘わなければならない。 生コン業界の現状はどうか。7月に1社、8月にも1社2工場が倒産した。 倒産続出の原因はセメントメーカーがK協組を乗っ取っていることだ。 セメント拡販にしか興味がないメーカーにとって生コン業界安定は二の次。だから協同組合を犠牲にし、労組対策に利用している。 しかし、彼らは追い詰められている。秋から来春にかけ、私たちの主張する3点(労組敵視の転換・限定販売の廃止・K協組執行部の刷新)を受け入れざるを得なくなる。 他地域はどうか。和歌山では安定した労使関係が維持されている。 滋賀では湖東を中心にして再建の方向を追求。奈良も本格的にアウト・越境対策の効果が表れ、値戻しが成功する見通しだ。 今後、京都や神戸を再建するが、本丸はK協組。ここを立て直せば他地域の政策も前進する。 また、圧送業界が非常に安定している。 この間、近圧協の事業エリアが京都、滋賀にまで広がり、残るは和歌山だけ。 私たちが全面的に支えた結果、圧送業界の安定が定着しつつある。 私たちが生コン関連業界で運動の典型をつくる。 その運動は3万8千ある全国の事業協同組合に広がる可能性を持ち、世の中を変えることにつながる。 国際協同組合運動の発展のため、今年11月17~19日にソウルで「グローバル社会的経済アソシエーション2014」が開催され、同月2日に東京でプレフォーラムが開催される。 「関生型運動を紹介してほしい」との依頼が来て、私も東京で話をする。 関生支部の運動が国内外から注目されている。 その上に立ち、私たちは自身の力量を高めるため、組織拡大と幹部の資質向上に尽力しなければならない。 同時に、50周年記念事業を成功させる。 事業の柱である新会館建設については、当初計画を変更して4階建てにし、また、ローマ時代のように千年持つ建造物にする。 館内には図書館を置き、学校を開設し、将来を担う人材を育成する。 事業の二つ目は共同墓地の建設。 関生支部の役員・組合員は自身と家族の生活向上のために体を張って闘ってきた。50年の中で犠牲になった仲間もいる。この墓地は共に闘った仲間を埋葬するものだ。 そして、事業の三つ目は『50年史』の発行。 記念事業の成功に向けて力強い決意を固める。それが本中央委員会と来る第50回定期大会の重要な任務だ。
関生支部は9月20日、第49期第4回中央委員会をアソシエ会館で開催し、この間の活動総括を行った。目前に迫る定期大会での【役員立候補受付と選挙実施に関する提案】について討議されたほか、委員長総括では組織拡大および世界と日本、生コン業界の情勢について、詳細な分析を加えた現状と課題が報告された。
中央委員会は議長にM代議員(東大阪ブロック)を選出。 招集役員・代議員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言。 初めに武委員長から活動総括と問題提起があり、その後、ブロック・専門部報告、議案審議が行われた。 今、世界は目まぐるしく動いている。 スコットランドでは独立を問う住民投票が行われる。もし、かつて覇権国だった英国が分裂すればEUの結束や世界経済に多大な影響を与える。世界の資本主義が漂流していることを象徴する出来事になる。 また、イラクなどで「イスラム国」が勢力を拡大している。 この組織は中東に元々あったイスラム国家の再興を目指し、欧米諸国を侵略者として欧米系ジャーナリストを処刑。 欧米諸国はこれを非難し、米国は軍事行動の開始を示唆。 しかし、元を正せばアフガン・イラクを根拠のない理由で攻撃し、混乱状態に陥らせたのは米国だ。自己正当化のために抵抗する者を「非人道的」だと非難するのは帝国主義者の常とう手段だ。 日本では、7月1日に集団的自衛権行使容認が閣議決定された。支配者たちは着々と戦争体制を整えている。 さらに、アベノミクスにより国民の暮らしがよくなるとの幻想を与えている。 安倍は市場にお金をどんどん供給する政策をとっているが、多くの国民は購買力を持っていないので景気は回復しない。早晩、アベノミクスは破綻する。 私たちは安倍の軍事化路線・経済政策と断固闘わなければならない。 生コン業界の現状はどうか。7月に1社、8月にも1社2工場が倒産した。 倒産続出の原因はセメントメーカーがK協組を乗っ取っていることだ。 セメント拡販にしか興味がないメーカーにとって生コン業界安定は二の次。だから協同組合を犠牲にし、労組対策に利用している。 しかし、彼らは追い詰められている。秋から来春にかけ、私たちの主張する3点(労組敵視の転換・限定販売の廃止・K協組執行部の刷新)を受け入れざるを得なくなる。 他地域はどうか。和歌山では安定した労使関係が維持されている。 滋賀では湖東を中心にして再建の方向を追求。奈良も本格的にアウト・越境対策の効果が表れ、値戻しが成功する見通しだ。 今後、京都や神戸を再建するが、本丸はK協組。ここを立て直せば他地域の政策も前進する。 また、圧送業界が非常に安定している。 この間、近圧協の事業エリアが京都、滋賀にまで広がり、残るは和歌山だけ。 私たちが全面的に支えた結果、圧送業界の安定が定着しつつある。 私たちが生コン関連業界で運動の典型をつくる。 その運動は3万8千ある全国の事業協同組合に広がる可能性を持ち、世の中を変えることにつながる。 国際協同組合運動の発展のため、今年11月17~19日にソウルで「グローバル社会的経済アソシエーション2014」が開催され、同月2日に東京でプレフォーラムが開催される。 「関生型運動を紹介してほしい」との依頼が来て、私も東京で話をする。 関生支部の運動が国内外から注目されている。 その上に立ち、私たちは自身の力量を高めるため、組織拡大と幹部の資質向上に尽力しなければならない。 同時に、50周年記念事業を成功させる。 事業の柱である新会館建設については、当初計画を変更して4階建てにし、また、ローマ時代のように千年持つ建造物にする。 館内には図書館を置き、学校を開設し、将来を担う人材を育成する。 事業の二つ目は共同墓地の建設。 関生支部の役員・組合員は自身と家族の生活向上のために体を張って闘ってきた。50年の中で犠牲になった仲間もいる。この墓地は共に闘った仲間を埋葬するものだ。 そして、事業の三つ目は『50年史』の発行。 記念事業の成功に向けて力強い決意を固める。それが本中央委員会と来る第50回定期大会の重要な任務だ。
中央委員会は議長にM代議員(東大阪ブロック)を選出。 招集役員・代議員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言。 初めに武委員長から活動総括と問題提起があり、その後、ブロック・専門部報告、議案審議が行われた。
生コン業界の現状はどうか。7月に1社、8月にも1社2工場が倒産した。 倒産続出の原因はセメントメーカーがK協組を乗っ取っていることだ。 セメント拡販にしか興味がないメーカーにとって生コン業界安定は二の次。だから協同組合を犠牲にし、労組対策に利用している。 しかし、彼らは追い詰められている。秋から来春にかけ、私たちの主張する3点(労組敵視の転換・限定販売の廃止・K協組執行部の刷新)を受け入れざるを得なくなる。 他地域はどうか。和歌山では安定した労使関係が維持されている。 滋賀では湖東を中心にして再建の方向を追求。奈良も本格的にアウト・越境対策の効果が表れ、値戻しが成功する見通しだ。 今後、京都や神戸を再建するが、本丸はK協組。ここを立て直せば他地域の政策も前進する。
また、圧送業界が非常に安定している。 この間、近圧協の事業エリアが京都、滋賀にまで広がり、残るは和歌山だけ。 私たちが全面的に支えた結果、圧送業界の安定が定着しつつある。 私たちが生コン関連業界で運動の典型をつくる。 その運動は3万8千ある全国の事業協同組合に広がる可能性を持ち、世の中を変えることにつながる。
国際協同組合運動の発展のため、今年11月17~19日にソウルで「グローバル社会的経済アソシエーション2014」が開催され、同月2日に東京でプレフォーラムが開催される。 「関生型運動を紹介してほしい」との依頼が来て、私も東京で話をする。 関生支部の運動が国内外から注目されている。 その上に立ち、私たちは自身の力量を高めるため、組織拡大と幹部の資質向上に尽力しなければならない。
同時に、50周年記念事業を成功させる。 事業の柱である新会館建設については、当初計画を変更して4階建てにし、また、ローマ時代のように千年持つ建造物にする。 館内には図書館を置き、学校を開設し、将来を担う人材を育成する。 事業の二つ目は共同墓地の建設。 関生支部の役員・組合員は自身と家族の生活向上のために体を張って闘ってきた。50年の中で犠牲になった仲間もいる。この墓地は共に闘った仲間を埋葬するものだ。 そして、事業の三つ目は『50年史』の発行。 記念事業の成功に向けて力強い決意を固める。それが本中央委員会と来る第50回定期大会の重要な任務だ。
(くさり10月号より)
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