私と高君との出会いは１９９０年です。

長い年月ではありましたが、あっという間の出来事だったように思います。

労働運動というのは休むことなく、課題を解決しなくてはならない事がありますが、貴方は、わが国の平和はもちろんの事ですが、世界の平和、とりわけアジアの平和のために貢献しました。

地域においては自治活動そして民族のプライドにかけてわが国の権力者の行う差別政策・抑圧政策に対して、体を呈して闘ったのも貴方であります。

わが関生支部においては不当弾圧を受けて、長期拘留されてもなお怯むことなく断固として闘いましたね。

我われは貴方のそのような献身的な活動を生涯忘れることはありません。

56年の人生、まだやらねばならない事もいっぱいあったと思いますが、それは残されている者に託して下さい。

必ず残された者は貴方の遺志を引き継いで頑張ります。

本当にこのように早くお別れをすることは残念で残念でなりません。

しかし、それがまた人生の定めというものでしょうか。これからは、生きている者を見守って下さい。

色々な面で叱咤激励して下さい。どうぞ心安らかにお眠り下さい。