続いて、武委員長がこの間の活動の総括と問題提起を行った。(以下、要約) ◆ 安倍政権と対決し闘う人を支援し勝利へ ◆ 戦後、米国中心の世界秩序が形成されてきた。それが今、崩壊に向かっている。 米国は経済的には莫大な借金を抱え、軍事的にもイラク戦争などに見られるように政策が失敗。そうした危機的状況を打開するためTPPを推進している。 一方、日本では安倍政権が高い支持率を保っている。 アベノミクスの本質は中小企業・労働者に犠牲を強いて米国や大企業の利益を確保すること。 近い将来、その本質が露呈し、必ず国民的な反発が起きる。よって、その対策として安倍政権は改憲を推し進めている。 彼らは憲法の基本理念(主権在民・平和主義・基本的人権尊重)を変え、権力者が国民を縛るものに改悪しようとしている。 7月の参院選では、反基地闘争の先頭に立って闘う山シロ博治さんを始め、闘う人を支援し、日本の戦争国家化を阻止しよう。 ◆ 各地域で集中した取り組みで成果を ◆ 今、懸命に生コン値上げに取り組んでいるのはK協組だ。K協組では4月1日以降の新契約から15,450円/?を収受するために一丸となっている。われわれも値上げ成功に向けて側面から支援している。 また、奈良では今日からストライキに突入している。業者が嘘をつき、約束不履行したからだ。 一昨年12月に奈良連合会が設立された。その最大の目的は生コン価格の適正化。 その後、2度、業者は生コン値上げを約束しながら全く実行しなかった。 こうした姿勢を改めさせるために行動に入った。行動により「約束不履行は通用しない」ということを示す。 京都ではB社での紛争が続いているが、旺盛な闘いの中から和解案も提示されている。この問題が解決すれば京都地域は安定する。 そして、業界安定には組織拡大がどうしても必要だ。 各地域・各協組における6割以上の組織率達成に向け、具体的計画と行動が求められる。 組織拡大は業界安定、賃金・労働条件の向上につながる。来春闘で今年以上の成果を得るためにも一層奮闘しよう。 ◆ 運動の実践内容を共有して活かそう ◆ 続いて、各ブロックの組織拡大・強化についての特徴点・総括が報告され、運動の実践内容を全員で共有した。 市内ブロックは「組織拡大ではこの間、1企業で公然化し、1企業で3名が企業内拡大を果たした。 また、一般ネットワーク会議を月1回開催。現在12分会30名の組合員がおり、その内9名が女性組合員。現在、女性の交渉員はいないが、女性組合員増加により活性化している。 一般業種では個別交渉のため横のつながりが薄い。また、交渉員になっている生コンの組合員は日々雇用のため交渉に参加できていない。これらの課題への対策が必要だ」と発言。さらに、6月16日開催の「一般業種春闘勝利決起集会」への参加が呼びかけられた。 ◆ 怒り持って無期限ストライキに突入 ◆ 奈良ブロックは「本日、無期限ストライキに突入した。1年前からブロック組合員はアウト・越境対策に取り組み、業界再建に汗を流してきた。それにもかかわらず連合会は約束不履行を繰り返した。連合会の態度を改めさせ、値上げを成功させるとの強い意志を持ち、ブロック一丸となって闘い抜く。また、3月18日に閉鎖した桜井生コンでは、現在24時間の監視活動に取り組んでいる」と発言した。 全ブロックから報告を受けた後、各専門部などの報告を受け第3回中央委員会は終了した。 |
|
|
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
〒550-0021 大阪市西区川口2-4-28
TEL06-6583-5546 FAX06-6582-6547
E-mail web@rentai-union.com
個人情報の取り扱いについて 及び プライバシーポリシー