ここ数年、奈良地域における生コンの需要は減少し続けている。それに加えて協組の不当廉売とも言える数量志向・低価格競争のしわ寄せが、奈良地域での生コン価格下落に大きく影響を及ぼしている。こうした危機的状況の中で闘われた奈良地域の13春闘で、大幅賃上げを獲得。政策課題前進につながる大きな成果をあげた。
★ 13春闘を圧力バネに連合会の強化を図る ★ 奈良地域における関生支部の地域政策が正しいからこそ、危機的状況下での大幅賃上げが可能となった。 この間、労働者と中小企業とが大同団結し、セメントメーカー・ゼネコンによる収奪に対する徹底した闘いを展開。アウト・越境対策に取り組むことで、価格安定と物件確保という大きな成果に繋がっている。 また、セメント値上げについては個社で対応せず、協同組合が窓口となる方針を打ち出し、それを労働組合がバックアップ。このように労使協同の路線を前進させ、セメントの値上げと生コン価格の値崩れに歯止めをかけている。 今後の具体的な課題として1?あたり1000円~1500円の生コン価格の値戻しを8月1日から実行することを13春闘で確認。また、値戻しを実現するために不可欠な県内の協同組合をまとめた奈良県生コンクリート連合会の強化に取り組む。 さらに今春闘の目玉として、全国で例をみない連合会としての共同受注・共同販売の具体化を合意。5月1日を目標に協同組合単位ではなく連合会として生コンの取引を行うことで、さらなる組織強化とゼネコン・商社との対等取引を目指すことを確認した。 13春闘の政策課題を労使ともに全力で取り組み成果を上げることを誓い合い、13春闘交渉は妥結した。
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