★　ボランティアから生まれた強い絆　★

1月22日夕方、志津川仮設住宅内のひさしの取り付け工事が終わり集会所に行くと、Ｓさんから「長さん（三嶋さんの愛称）、明日のイベント中にサプライズで私たちの結婚式を挙げるから私の父親になってバージンロードを一緒に歩いて」と頼まれました。

「礼服も無いけど、良いのか」と尋ねると、「長さんならどんな格好でもいい」と言うので引き受けてしまいました。

とは言うものの、「せっかくマミー（Ｓさんの愛称）が初めてウェディングドレスを着るのだから」と思った私は、隣街まで行き、一通り衣服を揃えて23日の結婚式に臨みました。

当日の朝、心配した小雨も止み、一安心した中、近畿、北陸、関東などから約100名のボランティアの方々が集いました。

仮設住宅内に商店街やコンサート会場が出現し、イベントは大盛り上がり。

そしてＳさん夫婦のサプライズ結婚式は、多くの被災者と支援者に感動と希望を与えました。

本当におめでとう。心から幸せを祈っています。　　　　　　　　　　　　三嶋