組合側勝訴が続いているI産業との法廷闘争は、今回も組合側の勝訴となりました。今回の裁判は、2012年11月30日、不当解雇されていたI産業分会のFさんが訴えていた地位確認訴訟の判決でした。
★ 労組敵視の姿勢を続けるI産業の行った不当解雇がまた無効に! ★
2010年正月、酒に酔って会社の寮に帰宅したFさんは、同じ寮に住む同僚が置いていたお菓子を、黙って食べてしまいました。 いくら酔っていたとはいえ、黙って食べてしまったことを深く反省したFさんは、すぐに謝罪し弁償をさせて欲しいと申し出ました。 しかし、その同僚は組合敵視を続ける会社側の息がかかった従業員だったため、弁償することさえ拒否をしてきました。 その上、会社はFさんに謹慎処分を科してきました。 さらに会社は、謹慎処分にしたにもかかわらずFさんを解雇するという二重処罰(違法行為)を強行してきました。 これらの行為は、解雇問題と労働環境の改善を求めて2007年4月にI産業分会が結成されて以降、全く変わることのない社長の労務姿勢です。 会社はこの間ずっと労働組合を否認し、排除するような行為に徹してきました。 今回のFさんと同様、組合員への不当解雇を何度も繰り返し、しかもほとんどの裁判で敗訴し続けているのです。
★ 会社の行った解雇は懲戒権の濫用 ★ 今回の判決では、被害金額も少なく、盗んだと言っても廊下にあったものであること、会社の仕事とは関係が無いことなどから、直ちに懲戒解雇しなければならない程の悪質な窃盗とは言えず、「解雇は懲戒権の濫用である」として組合側の全面勝利となりました。 裁判では、敗訴を予知していたかの如く会社側の人間は弁護士含めほとんど出廷しませんでした。 二年近く裁判を闘ってきたFさんが、勝利判決後に駆けつけた仲間や担当弁護士の方々に、照れながら凄く嬉しそうな表情でお礼の挨拶をしている姿が印象的でした。 「おめでとう!まだまだ闘いは続きますが、共に頑張りましょう」
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