6月3日、京都テルサにて「権利侵害一掃京都集会」が開催された。各地から議員や共闘関係、各労組など総勢260名が結集し、反権利侵害闘争完全勝利を誓い合った。その後、連帯旗を掲げ、デモ行進で市民にアピール。怒りの声が京の町に響き渡った。
◆ 他労組と結託し警察権力を導入 ◆ 現在、京都では、生コン業界の今後の労使関係を大きく左右する「権利侵害」が二つの職場でかけられている。 一つ目の権利侵害は、D生コン社である。10年11月に一方的な賃金カット、強権支配等から雇用不安を感じ、組合に加入。しかし、会社は一度も団体交渉に応じていない。 社長は、自らの責任で発生した「協同組合からの出荷業務停止処分」を理由に従業員を解雇。 その事に対し要請行動を行うと、労使関係のない他労組と結託し警察権力を介入させ弾圧事件をデッチ上げようとした。 さらに、暴力事件をでっち上げたり、2度に渡って組合旗を略奪するなど労働組合を否認する態度に終始している。 ◆ K生コン社で抗議ストライキ ◆ 二つ目の権利侵害は、B社だ。 B社は、98年に協同組合が設立した輸送会社で、協組加盟各社に対し、従前より使用していた輸送会社を強引に排除し、恫喝的に使用することを求めていた。 当然のように、そこで働く労働者は劣悪な労働条件で雇用されていたが、耐えきれずに02年に11名で連帯労組に加入。 公然化と同時に社長による脅迫、恫喝、監禁などの脱退強要と不当労働行為がくり返され、労使紛争となった。 私たちは、協組加盟6社に対しゼネストを取り組み、03年に一旦は職場復帰を勝ち取った。その後、組合に対する攻撃はやむことなく継続されたが、08年の集団交渉で協同組合が雇用責任を負う協定を締結。 しかし、正社員となった事で、今度は会社ごと閉鎖に追い込むために、仕事をさせずに赤字経営に陥らせるという政策がとられた。4年間で膨大な累積赤字を計画的に作りだし、ついに12春闘の前段で赤字を理由に閉鎖を申し出。それまで京都地域の労使の窓口であった、B社の代表者まで解任してきた。 現在私たちは、12春闘の交渉で唯一雇用責任を認めなかったK生コン社で協定遵守の抗議のストライキを取り組んでいる。
◆ 誠意が見られず宣伝活動継続中 ◆ さらに、12年3月に公然化をしたH分会でも組合結成以来、第1回の交渉で「事前協議」の合意はしたものの、協定書には押印せず、職場では配車差別を行ったり、その後の交渉ものらりくらりとアリバイ作りの交渉に終始している。 全く誠意が見られない態度である事から交渉は決裂、現在、宣伝活動に継続して取り組んでいる。
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