５月１２日、第２回女性部全体会議の前段で武委員長による学習会を開催。「５年目を迎えて女性部のこれから」をテーマに、女性部があったからこそ気づき、改善できた数々の実績を振り返り、その役割を再確認した。

★弱者の視点で発信し数々の成果★

働く女性の地位向上と、労働組合として女性の視点から提言できるようにとスタートした女性部。発足以来、組織に様々な変化をもたらした。


女性労働者のおかれた状況をみると、賃金の問題に限らず人として対等な立場で仕事ができるよう、職場環境の改善や能力を正当に評価することが重要。また、男性とは身体の構造が違うため生理休暇が必要であったり、人権問題であるセクハラに直面したりするなど、女性特有の要求がある。今では職場のセクハラ問題を取りあげることが男女とも自然にできるようになった。さらに、生活･労働に密着した分かり易く感性に訴える宣伝力が強化され、世界規模で人権問題に取り組む解放同盟女性部との交流も発展している。


今後の課題としては「女性が労働相談に来やすい環境づくり、青年部・女性部の統合、女性役員の増強」などがあり、これらについて議論を深めていくことが必要だ。

（くさり６月号より）