★第三回は、今も「くさり」紙面に再三掲載され、
長期に渡り「M組闘争」を続けてきた一人・佐藤さん（仮名）★　

この業界入りは、１９８５年後半で、40歳前でしたね。

一匹狼的にダンプを駆って、産業廃棄物など運搬していて頭打ちになっていた時に仲間から誘われて。

M組は、アウト工場をつくり業界に殴り込みをかけた企業。私は、そのグループの「N生コン」の設立の１期生なんです。

「労務規定なんて、そりゃ何？」といった風の現場親方が万事を采配するまさに、怖ろしいほどの飯場スタイルでした。

親方の気に入った入らないで、仕事の量も質も差別される不合理極まる体系なものでした。組合結成は、当然の流れだったのでしょう。

MグループでN生コンとG生コンは共に組合に加入。
K生コンでの７名を巻き込んでのスタートでした。

その後、武委員長と経営側T氏、M氏の三者会談で、一旦は労働条件で合意したにもかかわらず、突如M氏は全てを反故にして、現在につながる闘争となったのです。

　

後輩の仲間には、「連帯は他組織とは違う。仲間を信じ、高い目標を持つ組織とともに闘おう」と言うことを伝えたい。
　
夢と言えば、長きに渡る「M組」闘争を完全勝利で決着を付け、仲間全員で委員長を迎え、
〈M組闘争完全勝利集会〉の席での祝杯。その場でビールかけをしたいですね。



きっと、人生最高の酔い心地だろうね（笑）