私たち連帯労働組合は、社会福祉法人「T学院」で働くUさんの解雇撤回と未払い賃金支払いを求め、アルバイト派遣パートユニオン関西と共同闘争している。

東大阪ブロック地域の社会福祉法人「T学院」で働くUさんについては、本紙11月10日発行の第７６３号でも紹介したが、現在、アルバイト派遣パートユニオン関西との共同闘争で解雇撤回と未払い賃金支払いを求める闘いを継続している。

　★　知的障がいを持った子ども達の支えにと　★

Uさんは、知的障がいを持つ子ども達のための生活支援や職能訓練を行い、子ども達が地域で自立して社会生活を行えるように、一人一人の子ども達の力になりたいという思いからライフワークとしてこの職場を選んだ。

しかし、実際に職場に入ると、労働基本権や人権が尊重されるような職場ではなかった。

　★　障がい者支援施設で労働環境の実態は？　★

Uさんが連帯労働組合に加入した時点で、既に職場には労働条件改善と正規雇用化を求めてアルバイト派遣パートユニオン関西があった。

連帯労働組合にも加入することになった理由は、社会福祉法人という看板とは裏腹に、劣悪な労働環境と組合敵視を行っているというのが「T学院」事態だったからだ。

　★　労組破壊のシナリオ働く仲間を救済する　★

現在、連帯労働組合は、アルバイト派遣パートユニオン関西との共同闘争を行っている。

その中で、社会福祉法人「T学院」の実態を暴き、労組破壊のシナリオを徹底して全面廃棄させた。

そして、既存の権利侵害の全てを復旧させるために、組織論や運動論の違いを超え、横断的な取り組みを進める。

愚直なまでに働く者の愁訴・要求に答えていこうというのが今回の取り組みの始まりである。

理屈でなく、お互いの持ち味を生かして、働く者に対するあらゆる人権侵害を弾劾していく取り組みの中、働く仲間を救済していくことこそが両労組の使命である。

　★　さらなる共闘の強化　潜在的組合員を結集　★

これからも連帯労働組合は、既存の労働組合に失望している多くの非正規労働者などが参加結集しやすい、目に見える活動を通じて、アルバイト派遣パートユニオン関西のみならず、多くの労働と連帯を繋げて行く。　

 

（くさり１２月号より）