冒頭、全国青年部部長が全国青年部の役割と現在までの取り組みを紹介。 続いて、武委員長の講演に入った。 武委員長は、1961年に集団就職の波に乗り故郷の徳之島から大阪に出てきた当時を述懐。 当初、会社に従順な「優等生」だったが、同じように出稼ぎに来ていた同僚の解雇に直面。仲間の痛みを自分の痛みと感じて、怒りと正義感からそのときに初めて労働運動に参加したというエピソードを披露した。 また、組合に加入した頃は経済学や哲学の勉強が苦手で全く理解できなかったこと。 サークル活動が盛んで合唱や登山などを通じて仲間の連帯感を深めていったことなどを振り返った。 その後、1970年代に入り、生コン産業が構造不況に陥ったことが直接のきっかけとなり、中小企業を協同組合に結集させ、中小企業の経営安定とそこで働く労働者の雇用・労働条件の向上を実現する「政策闘争」で成果を上げている内容を紹介した。
そして現在、世界的規模で500年続いた資本主義が終わりを迎えつつあるが、今ある体制は自動的に崩壊するものではなく、それを変革する力は労働運動を軸とする大衆運動であると提起。 さらに、変革を志す者は初め少数だが、この先必ず多数の人々が立ち上がると展望を語った。 最後に「私たち先輩もしっかりと闘うので、若い皆さんも失敗を怖れずに可能性を活かして奮闘し、ともに世の中を変えよう」と呼びかけた。 今回の学習会で学んだ内容を、今後の青年部活動に大いに活かしていきたい。
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