◆ 退職金無し解雇への不信 私が他労組の組合員だった当時、突然会社が従業員を食堂に集め、「今年から退職金は払えない。61才以上は解雇」と切り出しました。会社側からの一方的な要求に対し、執行委員は黙って聞くばかり…。「支部に報告する」と言うだけです。職場に重い空気が流れる中、「本来であればM氏にあと1年程で退職金が出るはずだったが、もう支払えない」と会社側から言われました。 以前居た労組は会社に全く抗議しないどころか、支部からは誰も来てくれませんでした。そんな日々が続く中、その労働組合に対し、自分のなかで不信感と怒りが大きく脹れあがっていくのを感じました。 ◆ 連帯にさそわれ、デマにためらい 私は、自分と同じ気持ちで以前居た労組を去った人に相談することにしました。その人の意見は「このままでは会社側の思惑通りになる。こんな時に誰も来ないのはおかしい。もうすでに知らない間に話ができ上がっているのではないか。雇用を守り退職金を確保したいのなら、連帯労組に入った方が良い。今労働者の雇用を守れる労働組合は連帯労組しかない」ということでした。そして、その人は自分が連帯労組に話をすると言ってくれました。 しかし私は、以前に居た労組の学習の中で連帯労組について沢山のデマを聞かされていたため、何日間か迷いました ★ 組織移行を決意。数々の成果得て
そのデマとは、「連帯労組に入れば会社が潰され売られる。それに、連帯労組の日々雇用労働者の中にはABCといったランク分けがあり、同じ職場で就労しているのに、なぜか賃金が違う」などです。そうした事実に反する噂を聞かされてきた為、自分の中で抵抗がありましたが、最終的にはその人を信じ連帯労組に加入することを決意しました。 それから約2ヶ月後、私たちの知らない間に過去に在籍していた労組の分会三役と会社との間で話ができていて、仲間であるはずの私たちを裏切るつもりだったと聞き、がく然としました。 しかし私は連帯労組に加入したことで雇用が守られ、規定通りの退職金支給の約束、組合事務所や掲示板など様々な成果を勝ち取ることができたのです。
★ 倒産危機に直面組合信頼し奮闘 しかしながら連帯労組に加入して間もなく、一昨年10月にT社からいきなり会社倒産、解雇、退職金無しと通告され、大きな衝撃を受けました。年末を控え何とも言えない気持ちで一杯になりましたが、今は自分には信頼できる連帯労組の多くの仲間がいることに確信を持って頑張ってきました。 ★雇用は守られて退職金規程通り その結果、今回のピンチでも雇用が守られ、規定通りの退職金が振り込まれたのです。 私は感謝の想いが胸いっぱいにこみ上げてきて、愛犬とわずかに残った桜を眺め感無量でした。 あのまま以前に居た労組に残っていたら、裏切られて退職金ももらえず、会社に言われるがまま解雇されていたと思います。そして現在、雇用形態は変わりましたが、長年働いてきたT社の輸送業務に就いて日々働いています。
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