<原発での発電を補って余りある火力発電> 全国の自家発電施設は3千2百ヵ所以上あり、うち2千6百ヵ所が火力発電だ。 火力の自家発電だけで日本の原発全54基の総出力を上回り、水力などを加えれば原発60基分に相当する。そしてその多くが稼動せず、〝眠っている、眠らされている?〟可能性が上の図(注:データ消失)からも判ってくる。 08年のデータによれば、日本の火力発電の最大発電量は約1兆2千億kW/h。 その稼働率がたとえ半分だとしても、原発で発電していた約2千5百億kW/hを補って余りある。 「厳しい夏になる」などと、電力会社は原発なしには、夏が乗り切れないかのように〝脅し〟を繰り返す。 こんな日のために広告費を投下したのであろう・・・TVを使ってだが・・・。 TVは「エアコンを切れ」と我々に迫るが、一番の電気喰いは当のTVなのだ。自分から真っ先に自粛すればどうなのだ。 だが、そんな気などない。相変わらず、まるで東北の人たちの心を逆なでするような、27時間だとか24時間だとかの深夜中の長時間放送は、酷くなる一方だ。 政財官とマスメディアがグルになり、国民を脅し嘘で丸め込もうとするペテンはいつまで続けられる? <高い電気料金のせいで海外に生産委託> ようやく一部心ある週刊誌などにも真実が載るようになったが、結論を言おう。 【原子力発電が生み出すという電力をすべて火力で行ったとしても、それでも火力発電所の設備利用率は7割に達しない。それほど日本では発電所は余っており、年間の発電所平均設備利用率は5割にもならない。 つまり、発電所は半分以上を停止させねばならないほどダブついているのだ!】 このため日本の電気料金は、単純比較で韓国~台湾の約2倍と圧倒的な高さだ。 日本の半導体・液晶業界は、これもあり、コンピュータ製造などを台湾に生産委託せざるを得ず、100万人を超える国内での雇用が失われた。 これら全て、原発依存の悪しき因果なのだ。
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