第81回　中之島メーデー開催

限りなくまっ青な青空が広がるメーデー当日、オープニングに関生太鼓が豪快に打ち鳴らされる中、第81回中之島メーデーが開催されました。

主催者を代表して大阪全労協の石田俊幸議長が開会挨拶。盛大に中之島メーデーを開催できた喜びを語るとともに、昨年８月の政権交代に言及、米軍基地問題や派遣法の問題等について、民主党の自民党と変わらない金権体質への不信を語り、闘う第3極が2大政党に埋もれることなく、実績をあげ拡大する決意を述べ、7月実施予定の参議院選挙の候補として、大川あきこさん（選挙区）と原和美さん（比例区）の2名を紹介した。

各団体の連帯の挨拶として

①大阪労働弁護団　大川かずお弁護士
今、6600万人労働者の3分の1は非正規労働者と云われている。この非正規労働者の怒りが昨年８月、遂に政権交代を実現した。しかし民主党を中心とした3党が派遣法を抜本的改正するということだったが、自公政権の労働政策そのままに、こともあろうに事前面接を許可する法案を計画した。これは社民党・国民新党の反対で実施できなくなったが、法改正は未だ不十分である。しかもこれら労働政策方針の修正に連合が抗議した。一体連合はどこを向いているのかと云いたい。派遣法だけではない。油断していたら、いつでもやられるという教訓です。大阪労働弁護団は昭和35年に結成されたが、これからも皆さんとともに精一杯闘うことをお誓いします。

②市民団体　沖縄とともに基地撤去をめざす関西連絡会　大川健二さん
今、私達が怒らないといつ怒るのですか？4/25沖縄9万人集会、4/27雨の大阪扇町公園での抗議集会が開催されました。5/16には沖縄普天間基地撤去抗議行動に40名以上の方が大阪から参加される予定です。何としても沖縄から基地の撤去を実現させましよう。

③市民団体　しないさせない戦争協力　星川洋史さん
今中心的な課題は、どこにも基地を造らせないということです。我々が沖縄の人と同じ思いで沖縄を支え、安保破棄が実現するまで断固大衆運動を続けていきます。

④政党・議員関係　

衆議院議員　　服部良一さん
労働者派遣法は今回の法改正を第一歩として、法整備していきます。高校授業料の無料化については、朝鮮学校は排除されています。これら一切の差別を許さない方向で闘っていきたい。基地問題は、何であれ許さない立場を貫き、日本から海兵隊の全面的撤退を実現していきます。社会民主党が真の社会民主主義を日本に実現させていくことできるよう、夏の参議院選挙に全力で闘ってまいります。

衆議院議員　　辻元清美さん
労働者派遣法と普天間基地の問題を、皆さんと一緒に、心を一つに連帯の絆を強め、いい方向になるよう闘っていきたい。小さな声を大きく、社民党は国会の中でしっかり頑張ります。メーデー万歳と申し上げ、連帯して闘いましょう。

新社会党大阪府本部　山下けいきさん

堺市議会議員　田中たけよし

泉大津市議会議員　高橋　登

高槻市議会議員　　ふたきょうこ

箕面市議会議員　　中西とも子

泉南市議会議員　　小山広明

豊中市議会議員　　木村　真

その後争議団の紹介、アピールがあった。

西成デイゴの会によるエイサーの演舞

青年のパフォーマンス

団結頑張ろうがあり、デモ行進に出発した。

メーデー前日の４月３０日、徳島県で「第９回三単産メーデー前夜祭」が開かれた。生コン支部は毎年、この前夜祭に参加している。

第９回三単産メーデー前夜祭に参加して 　生コン支部Ｓ執行委員
２０１０年４月３０日、１８時より、大鵬薬品工業労働組合特別執行委員の北野静雄氏の開会挨拶によって、第９回三単産メーデー前夜祭が開かれました。
緊急報告として、徳島県教職員組合の富田さんから、４月１４日、１３時過ぎに在特会と名乗る十数人の男女が、徳島県教職員組合書記局に乱入して二十分以上に渡って暴言や暴力行為、ハンドマイクを手に書記局内で誹謗中傷をしながら書記局員に対して怪我を負わせた乱入事件がありました。
徳島県警の警察官は、事務局内で暴力行為を行っている在特会に対して事務局から追い出すことをしませんでした。この事件の発端は、朝鮮学校に善意の募金を行った事に対しての行為であることが判明しました。
徳島県教職員組合は、このような暴力的圧力に屈すること無く、あらゆる人たちの人権を守り、差別や迫害の無い社会をつくるために、運動を続けていくと強い決意を述べられました。また、参加者一同「右翼団体による徳島県教職員組合書記局への乱入・暴力行為を許さない特別決議」が確認されました。

続きまして、徳島県社民党の寺前氏より反戦・平和のアピールが行われ、主催者代表挨拶では、全国一般労働組合全国協議会中央本部書記長の遠藤一郎氏から「労働者派遣法改正に対しての取り組みと沖縄県での反基地集会参加」の報告。全日本港湾労働組合中央本部書記長の松本耕造氏から「中央港湾団交で港湾年金の新規登録復活を勝ち取った」と報告。連帯労組中央本部の武洋一副執行委員長から「１０春闘の現状報告と徳之島反基地集会参加」の報告がされました。そして、三単産特別代表挨拶として全日本港湾労働組合中央本部顧問の元木末一氏より「三単産メーデー前夜祭の目的と意義」が報告されました。
特別報告では、全日本港湾労働組合四国地方本部の長尾伸夫執行委員より「三島川之江港の指定港化の取り組み」報告の内容は、暴力団支配の三島川之江港を解放する闘いであることを大幅な時間を超過して訴えられた結果、司会者から厳重注意を受けるハプニングがあり、続いて、徳島市交通労働組合執行委員長の柊保博氏から「地域公共交通の再生と雇用確保をめざして」の取り組み報告をされました。

ハプニングにより休憩時間が削除され後、またまたハプニングが起きました。それは、各労働組合が取り組んでいる報告の一番目として、連帯労組が指名されたのです。取り組み報告の準備をしていなかったので、武洋一副執行委員長から最後に報告を行うと司会者に申し出ましたが、私は、なんとかなるだろうと思い演壇に立ち「生コン業界の現状と再建運動の取り組み、コンプライアンスの取り組み等」を報告しました。
四国電気通信産業合同労働組合からは、「権利侵害を受けている３職場の裁判闘争」の報告。国労北見闘争団から「２４年間の国労闘争解決の光が見えてきた」ことを報告されました。
長期に渡り権利侵害を受けている、国労北見闘争団の中野勇人氏と電通合同労組に対して、全日本港湾労働組合中央本部顧問の元木末一氏よりカンパが贈呈された後、全日本港湾労働組合徳島支部執行委員長の伊達秀樹氏より閉会の挨拶を受け、全国一般全国協中央執行委員の森口透氏の迫力ある団結ガンバローで締め括られました。