連帯ユニオン議員ネットワーク2010年第5回大会が2月9日、生コン会館会議場で行われました。「連帯ユニオン議員ネットワーク」とは、情報交流などを通じて、行政や地元中小企業の健全化を進め、地域住民の生活向上を進めることを目的とするもので、議員・政党関係者などが広範にネットワークを築き、連帯ユニオンの旗のもとに結集する団体です。
大会は、開会前に「連帯ユニオン25年の歩み」と題したDVDを上映。連帯ユニオンの歴史を簡単に振り返った後、司会の三浦たけお(守口市議・議員ネット副代表)氏が挨拶。大会成立を確認後、続けて各大会議事の進行に移りました。議事として「参加会員自己紹介」「09年度活動報告」「会計報告」「10年度役員人事提案」が行われ、それぞれ全員一致で承認されました。 新役員4人の挨拶と10年度活動方針案提起(全員一致で承認)の後、会員報告(1)として光城敏雄大東市議より「市長への賠償命令と議会での支払い免除議決・裁判での議決無効判決」の問題が報告されました。
次に、連帯ユニオン関西地区生コン支部の武執行委員長が記念講演。政権交代後の内外情勢と展望を語り、世界と日本国内の社会・経済情勢分析を分かりやすく解説。更に、関西セメント・生コン業界の現状報告を行いました。 世界的経済不況の余波で危機的状況にあるセメント・生コン業界では構造改善が求められています。武委員長は、中小企業が大企業と対等に取引するための協同組合に、大企業が形を変えて介入・支配している現状を「法的に規制しなければならない」と訴えました。また、この危機を乗り越える為には生コン支部の産業政策運動の前進が必須であり、業界崩壊の危機を乗り越える為には今春闘での勝利なくしてありえないこと。そして、各地で活動する議員の皆さんが連帯して中小零細企業とそこで働く労働者の支援に尽力することが社会全体の底支えとなること等を講演で語りました。
この後、武委員長を囲んで出席者全員で記念撮影。 小休止を挟んで会員報告(2)として国賀祥司泉佐野市議より、泉佐野市にある「関空」・「財政再建都市指定」問題についての報告がありました。国賀市議から泉佐野市が抱える様々な問題、「無駄な公共事業」「関空の根本欠陥情報の隠蔽」「軍事利用」「財界が望む道州制」「自治体財政」「橋下知事の扇動政治」等が質疑を経て語られました。なかでも、「関空の根本欠陥情報の隠蔽」報告は、関空の地盤沈下(※)の状態が公開されていなかった事や、公開されてもホームページにわかりにくく小さく表示してある事、滑走路が地盤沈下で波のようにうねっている事、などが報告され、普段関空を利用する我々にとって身近で脅威を感じる話題でした。
(※)関空会社によると、空港島の地盤は1994年の開港後50年間で平均11.5m沈んで終息すると予測され、諸施設もこの数値に合わせて設計。旅客ビル周辺の地盤は現時点で 11.3mの沈下を予測したが、最近の測定ですでに約12mまで沈んでいた。ほかの部分の平均沈下量は11mであり、約1mの不等沈下状態。いつ止まるのかは見通せないという。海底の洪積層が想定以上に軟弱だったため、予測を超える沈下が起きているとみられる。同社の試算では、2.4の高潮を受けた場合、地盤中の地下水が急増し、水圧でビル地下室に亀裂が生じる恐れがある。(2000.7.13朝日新聞夕刊)
続いて、中国・韓国・朝鮮を中心にした在日アジア人への差別と憎悪の感情をあおり立てている『在特会』『主権回復会』について、議員ネット代表より実体報告と問題提起。そして、この問題について代表から特別決議が提案されました。この決議は若干の修正を加え、質疑を経て承認。その後、参加議員全員による各自治体の報告と討論が行われました。
夕刻からは「夕食交流会」を開催。和やかに歓談し ながらも互いに社会問題を提起しあい、それぞれが連帯の絆を確かにしていました。 →連帯ユニオン議員ネットワーク第4回大会報告へ →戸田ひさよしの自由自在ホームページへ
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