〝米軍基地撤去・新建設反対〟訴え、全職場で時限ストライキ 連帯労組関西地区生コン支部は6月23日、反安保・平和闘争の一環として、〝日米安全保障条約を破棄し、沖縄・普天間基地の即時閉鎖と辺野古新基地建設反対を求める〟『時限ストライキ』を全職場で決行した。沖縄県民の民意を踏みにじり、自らの公約を一転して「辺野古回帰」で日米合意した鳩山政権、それを継承した菅新政権と米国に対し、関生支部の全労働者はストライキで平和闘争の意思を表明。全ブロックで情宣活動とビラ配りを行い、関西各地で「反基地」「日米安保破棄」を訴えた。 生コン支部全ブロックが地元で情宣活動/反安保・平和闘争へ新たに決起 生コン支部は第45期第3回中央委員会において、『〝日米安保破棄・沖縄の基地撤去と新基地建設に反対する〟政治ストライキ』の敢行を決定。6月23日、全職場で2時間の時限ストライキを決行した。 当日は、早朝からこの間の沖縄県民の意志を象徴するかのような雨模様。しかし、支部各ブロックの仲間たちは降り続く雨をものともせずに、米軍基地撤去と日米安保破棄を求めて市民に訴え続けた。 沖縄県民の意志を尊重せよ 09年衆議院議員総選挙の際、民主党は米軍再編や基地問題について見直すことを公約とし、選挙活動でも民主党は普天間基地(宜野湾市)の海外移設を目指す意思を表明、代表の鳩山由紀夫氏も移設先は「最低でも県外」と宣言していた。 住宅地に隣接する「世界一危険」な普天間飛行場は、96年に日米両政府が5~7年以内の全面返還で一旦合意したが実現しなかった。その後、自公政権は06年の日米合意と09年のグアム移転協定で、海兵遠征隊など「機動展開部隊」のグアム移転とフライト機能のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)への移設を米国と合意。しかし、自然環境の大規模破壊と地元住民の生活が懸念され、有志の粘り強い反対運動が展開されていた。 09年の新政権誕生後、公約に沿った基地移設を模索し、「徳之島移設案」なども浮上した鳩山内閣であったが、期待した沖縄県民を裏切る形で方針を転換。今年5月23日、『日米安全保障協議委員会共同発表』を行い、06年の日米合意に沿った移設方針で日米両政府が同意した。6月2日、鳩山首相は社民党の連立政権離脱などの責任を取り、退陣。後任の菅直人首相は5月23日の日米協同発表を遵守する考えを示した。 生コン支部は「対等・平等・互恵の精神で日米関係を見直し、新なた平和条約を米国と結ぶべき」と主張する。そして、なによりも沖縄県民の民意を尊重したうえで、今回の米軍基地即時撤去・撤退を求めたストライキを行ったのである。 JR大正駅前(市内・東大阪ブロック) 阪神・尼崎駅前(北大阪Aブロック) 阪急・茨木駅前1(北大阪Bブロック) 阪急・茨木駅前2(北大阪Bブロック) 全14ブロックが各地区で行動を行いました。 普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を求めて、ストライキで闘う関西地区生コン支部労働者への連帯アピール 安次富 浩(あしとみひろし)沖縄・名護ヘリ基地反対協代表委員(写真/生コン会館での講演時) 沖縄の反基地・平和闘争に対するヤマトにおける労働者の立ち上がりに敬意を表します。 沖縄県民の民意を無視し、みずからの公約も裏切って辺野古回帰という最悪な日米合意を決定し、辞任した鳩山政権。沖縄の過重な米軍基地の負担に感謝しつつ、日米合意を継承した菅政権に怒りを覚えます。 沖縄県民は『琉球新報』等の世論調査で84%が普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を選択しました。しかも、日米安保支持は7%しかいません。このように米国政府の桐喝に屈した民主党政権への怒りのマグマが充満し、兄弟島である徳之島への移設案にも反対の声が大きくなりつつあります。 民主党は、参院選のマニフェストで辺野古移設を明示するなど、沖縄県民への挑戦的な対応が顕著となっています。このような民主党と対決し、参院選沖縄選挙区で、基地の県内移設反対の候補者の勝利をかちとり、11月沖縄県知事選への弾みをつけていきます。 5月28日の日米合意はただの紙屑でしかありません。この14年の闘いの中で、日本政府は何度も閣議決定しましたが、我々の闘いで実行できない状態を作ってきました。これからも、粘り強い現場における闘いの中から勝利の展望を沖縄県民とともに作って行きます。 民主党政権に失望しましたが、絶望はしません。我々には大浦湾や辺野古の美ら海をジュゴン保護区に設定させ、次世代へ、エコツーリズムを活かした海に転換する夢を持っています。国際的な人々の信頼をテコに、勝利を導くためにこれからも闘い続けます。 共に闘いましょう! 2010年6月23日(火) (くさり4月号より)
〝米軍基地撤去・新建設反対〟訴え、全職場で時限ストライキ 連帯労組関西地区生コン支部は6月23日、反安保・平和闘争の一環として、〝日米安全保障条約を破棄し、沖縄・普天間基地の即時閉鎖と辺野古新基地建設反対を求める〟『時限ストライキ』を全職場で決行した。沖縄県民の民意を踏みにじり、自らの公約を一転して「辺野古回帰」で日米合意した鳩山政権、それを継承した菅新政権と米国に対し、関生支部の全労働者はストライキで平和闘争の意思を表明。全ブロックで情宣活動とビラ配りを行い、関西各地で「反基地」「日米安保破棄」を訴えた。 生コン支部全ブロックが地元で情宣活動/反安保・平和闘争へ新たに決起 生コン支部は第45期第3回中央委員会において、『〝日米安保破棄・沖縄の基地撤去と新基地建設に反対する〟政治ストライキ』の敢行を決定。6月23日、全職場で2時間の時限ストライキを決行した。 当日は、早朝からこの間の沖縄県民の意志を象徴するかのような雨模様。しかし、支部各ブロックの仲間たちは降り続く雨をものともせずに、米軍基地撤去と日米安保破棄を求めて市民に訴え続けた。 沖縄県民の意志を尊重せよ 09年衆議院議員総選挙の際、民主党は米軍再編や基地問題について見直すことを公約とし、選挙活動でも民主党は普天間基地(宜野湾市)の海外移設を目指す意思を表明、代表の鳩山由紀夫氏も移設先は「最低でも県外」と宣言していた。 住宅地に隣接する「世界一危険」な普天間飛行場は、96年に日米両政府が5~7年以内の全面返還で一旦合意したが実現しなかった。その後、自公政権は06年の日米合意と09年のグアム移転協定で、海兵遠征隊など「機動展開部隊」のグアム移転とフライト機能のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)への移設を米国と合意。しかし、自然環境の大規模破壊と地元住民の生活が懸念され、有志の粘り強い反対運動が展開されていた。 09年の新政権誕生後、公約に沿った基地移設を模索し、「徳之島移設案」なども浮上した鳩山内閣であったが、期待した沖縄県民を裏切る形で方針を転換。今年5月23日、『日米安全保障協議委員会共同発表』を行い、06年の日米合意に沿った移設方針で日米両政府が同意した。6月2日、鳩山首相は社民党の連立政権離脱などの責任を取り、退陣。後任の菅直人首相は5月23日の日米協同発表を遵守する考えを示した。 生コン支部は「対等・平等・互恵の精神で日米関係を見直し、新なた平和条約を米国と結ぶべき」と主張する。そして、なによりも沖縄県民の民意を尊重したうえで、今回の米軍基地即時撤去・撤退を求めたストライキを行ったのである。 JR大正駅前(市内・東大阪ブロック) 阪神・尼崎駅前(北大阪Aブロック) 阪急・茨木駅前1(北大阪Bブロック) 阪急・茨木駅前2(北大阪Bブロック) 全14ブロックが各地区で行動を行いました。 普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を求めて、ストライキで闘う関西地区生コン支部労働者への連帯アピール 安次富 浩(あしとみひろし)沖縄・名護ヘリ基地反対協代表委員(写真/生コン会館での講演時) 沖縄の反基地・平和闘争に対するヤマトにおける労働者の立ち上がりに敬意を表します。 沖縄県民の民意を無視し、みずからの公約も裏切って辺野古回帰という最悪な日米合意を決定し、辞任した鳩山政権。沖縄の過重な米軍基地の負担に感謝しつつ、日米合意を継承した菅政権に怒りを覚えます。 沖縄県民は『琉球新報』等の世論調査で84%が普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を選択しました。しかも、日米安保支持は7%しかいません。このように米国政府の桐喝に屈した民主党政権への怒りのマグマが充満し、兄弟島である徳之島への移設案にも反対の声が大きくなりつつあります。 民主党は、参院選のマニフェストで辺野古移設を明示するなど、沖縄県民への挑戦的な対応が顕著となっています。このような民主党と対決し、参院選沖縄選挙区で、基地の県内移設反対の候補者の勝利をかちとり、11月沖縄県知事選への弾みをつけていきます。 5月28日の日米合意はただの紙屑でしかありません。この14年の闘いの中で、日本政府は何度も閣議決定しましたが、我々の闘いで実行できない状態を作ってきました。これからも、粘り強い現場における闘いの中から勝利の展望を沖縄県民とともに作って行きます。 民主党政権に失望しましたが、絶望はしません。我々には大浦湾や辺野古の美ら海をジュゴン保護区に設定させ、次世代へ、エコツーリズムを活かした海に転換する夢を持っています。国際的な人々の信頼をテコに、勝利を導くためにこれからも闘い続けます。 共に闘いましょう! 2010年6月23日(火)
沖縄県民の意志を尊重せよ 09年衆議院議員総選挙の際、民主党は米軍再編や基地問題について見直すことを公約とし、選挙活動でも民主党は普天間基地(宜野湾市)の海外移設を目指す意思を表明、代表の鳩山由紀夫氏も移設先は「最低でも県外」と宣言していた。 住宅地に隣接する「世界一危険」な普天間飛行場は、96年に日米両政府が5~7年以内の全面返還で一旦合意したが実現しなかった。その後、自公政権は06年の日米合意と09年のグアム移転協定で、海兵遠征隊など「機動展開部隊」のグアム移転とフライト機能のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)への移設を米国と合意。しかし、自然環境の大規模破壊と地元住民の生活が懸念され、有志の粘り強い反対運動が展開されていた。 09年の新政権誕生後、公約に沿った基地移設を模索し、「徳之島移設案」なども浮上した鳩山内閣であったが、期待した沖縄県民を裏切る形で方針を転換。今年5月23日、『日米安全保障協議委員会共同発表』を行い、06年の日米合意に沿った移設方針で日米両政府が同意した。6月2日、鳩山首相は社民党の連立政権離脱などの責任を取り、退陣。後任の菅直人首相は5月23日の日米協同発表を遵守する考えを示した。 生コン支部は「対等・平等・互恵の精神で日米関係を見直し、新なた平和条約を米国と結ぶべき」と主張する。そして、なによりも沖縄県民の民意を尊重したうえで、今回の米軍基地即時撤去・撤退を求めたストライキを行ったのである。
普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を求めて、ストライキで闘う関西地区生コン支部労働者への連帯アピール 安次富 浩(あしとみひろし)沖縄・名護ヘリ基地反対協代表委員(写真/生コン会館での講演時)
沖縄の反基地・平和闘争に対するヤマトにおける労働者の立ち上がりに敬意を表します。 沖縄県民の民意を無視し、みずからの公約も裏切って辺野古回帰という最悪な日米合意を決定し、辞任した鳩山政権。沖縄の過重な米軍基地の負担に感謝しつつ、日米合意を継承した菅政権に怒りを覚えます。 沖縄県民は『琉球新報』等の世論調査で84%が普天間基地閉鎖、辺野古新基地建設反対を選択しました。しかも、日米安保支持は7%しかいません。このように米国政府の桐喝に屈した民主党政権への怒りのマグマが充満し、兄弟島である徳之島への移設案にも反対の声が大きくなりつつあります。 民主党は、参院選のマニフェストで辺野古移設を明示するなど、沖縄県民への挑戦的な対応が顕著となっています。このような民主党と対決し、参院選沖縄選挙区で、基地の県内移設反対の候補者の勝利をかちとり、11月沖縄県知事選への弾みをつけていきます。 5月28日の日米合意はただの紙屑でしかありません。この14年の闘いの中で、日本政府は何度も閣議決定しましたが、我々の闘いで実行できない状態を作ってきました。これからも、粘り強い現場における闘いの中から勝利の展望を沖縄県民とともに作って行きます。 民主党政権に失望しましたが、絶望はしません。我々には大浦湾や辺野古の美ら海をジュゴン保護区に設定させ、次世代へ、エコツーリズムを活かした海に転換する夢を持っています。国際的な人々の信頼をテコに、勝利を導くためにこれからも闘い続けます。 共に闘いましょう! 2010年6月23日(火)
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