部落解放共闘「歴史学習会」青年女性部
4月18日にHRCビルで部落解放大阪青年共闘会議の第1回学習会が開催されました。
会場には、自治労・解放同盟・大阪教組・JP労組・情報労連・全日建から33名が集まり、全日建からは5名参加しました。
講師には、寺木伸明氏(桃山学院大学名誉教授)を招いて、「部落問題の歴史」をテーマに学習をしました。
講義では「何のために部落の歴史を学ぶのか」「部落差別とは何か」という部落差別問題の基礎的な話を聞いたり、実際に皮革産業で使われる皮を触ったり、貴重な体験をさせていただきました。
寺木教授の講義のなかで、「雷や地震は自然現象なので防ぎようがないし無くなることはないが、差別行為は人為現象なので、学習したり実践することで、必ず人の手で無くすことができる」という言葉がとても印象に残りました。
今まで部落差別についてここまで深く学んだことがありませんでしたが、今回の被差別部落の歴史学習会で、部落差別の歴史や成り立ちなどを学ぶことができました。
現在、部落差別はとても見えにくくなっています。差別は決して他人事ではありません。誰もが差別を受ける可能性をもっています。大切な人が差別を受けて悩んでいる際に、相談を受けても解決できる力を身に付けるためには知識を深めることが大切だと改めて感じました。
青年女性部は、今後も学習会や、フィールドワークに積極的に参加していき、被差別部落の問題を一人でも多くの人に広めて差別を無くしていけるよう活動していきます。
【 くさり5月号より 】