フクシマキャラバンレポート
■脱原発を訴えて~フクシマキャラバンレポート~■
3月14日から3月21日かけて、今回で5年目を迎えるフクシマキャラバンに参加しました。
キャラバンは、脱原発・反原発を訴え、新潟・福島・茨城・東京に向けて各団体の青年層を中心に42名が結集しました。
初日は、新潟県で結団式を行い、参加メンバーが自己紹介の後、キャラバン隊の活動に対する意気込みなどを全員で確認しました。2日目はそのまま新潟で柏崎刈羽原発を見学。原発のしくみを学ぶことで改めて危険性を認識しました。次に、新潟・福島・茨城の街宣行動と、原発に対する賛成派と反対派の意見を集約するシール投票を各地域で行ない、その結果を東電と経産省に提出して、脱原発がいかに求められているかの実態を訴えました。
また、茨城県でも各市町村で申し入れを行いました。しかし、政府の原発推進の意向を受け、ここでは原発再稼働に賛成する人たちもいました。福島での悲劇を繰り返してはいけません。
■原発事故から7年が経過したが…■
今回、キャラバン隊の行動で感じたのは、もっと原発のことについて国民全体に隠された事実を知ってもらい、原発から自然エネルギーへの転換することの必要性を各地域で発信し、国民全体の運動にしていかなくてはならいと感じました。
原発事故から7年が経った現在、この国は「福島県内の空間線量は事故後6年で大幅に低下していて、日本の主要都市とほぼ同水準になっている」と発信しています。しかし、実際に現地で計測した結果、毎時1~2マイクロシーベルトと高い空間線量が測定されています。そして高い放射線量を残した土壌があるにもかかわらず、国は昨年3月31日に福島県の富岡町、浪江町、飯館村、川俣町での住宅支援の打ち切りと避難指示を解除しました。国は福島県の早期復興を求めるが故に半強制的な住民の引き戻しが行われているそうです。
私たちは、福島の現状を暴露し、反原発の運動を強化することが重要です。
≪ 通信 / 青年女性部 N ≫
【 くさり4月号より 】