ビラ設置活動
●ビラ設置活動のスタートは相手の視線に立った「役に立てる取り組み」●
ビラ設置活動は地道な活動ですが、関生支部で10年以上継続して取り組まれている活動の一つです。
草の根運動は、ボトムアップが基本であり、声なき声に耳を傾けて何が必要かを考えることが大切です。
インターネットが苦手な労働者や、子育てに追われて情報を知ることが困難なシングルマザーなどへの情報発信。さらに、弱者に冷たい日本の社会で悩んでいる人々に、頼る場所があることを伝えるために始まったのがビラ設置活動です。(ホームページにも随時掲載中)
●権力者と対極にいる弱者の視点で●
スタートした当初は、市役所や施設などから断られることもありました。
しかし、継続は力なり。各ブロック組合員が根気強く施設へと足を運び、議員ネットからの惜しみない協力もあって、今では各施設の担当者が活動の意義を理解してくれたり、情報交換や宣伝物の評価をくださることも少なくありません。
「労働相談者に労働組合への相談を勧めます」との声や、ハラスメントや母性保護の宣伝物を館内の掲示板に貼ってくださる施設まであります。
●神戸エリアで4つ施設を新規開拓●
最近では、神戸地域で過去に断られていた施設を含め、新たに4ヵ所でビラ設置が可能になりました。大阪地域でも設置施設が増え、ビラを見たという相談電話やメールを受けています。
草の根運動に、より多くの仲間が関心をもち、地域の役に立てる活動を考え、実践・発展させることが必要です。ぜひ、各専門部で多くの発想を持ち寄り、組織力を活かした地域に根ざす活動を展開しましょう。
【 くさり3月号より 】