第9回沖縄意見広告集会
12月1日、学働館・関生で「第9期沖縄意見広告運動スタート集会」が開催された。第9期は、前期を超える1万5千人の賛同者を集めることを参加者全員で確認した。
■工事を止めると語気を強める■
冒頭、今年逝去した同運動全国世話人の上原成信氏(沖縄・一坪反戦地主)と尾形憲氏(法政大学名誉教授)に黙とうを捧げた後、武建一代表世話人が主催者挨拶を行った。
続いて、ヘリ基地反対協共同代表の安次富浩氏が登壇。
国際平和賞授賞式が行われたスペインから帰国したばかりの同氏は、独立を目指すカタルーニャ州と沖縄との共通点に触れ、沖縄の文化とアイデンティティを守る闘いの重要性を訴えた。また、辺野古について、「本土」では埋め立て工事が進んでいるかのような報道がされているが、基地内に資材が運び込まれているだけだと指摘。「必ず工事を止める」と力強く語った。
■日中平和友好の流れをつくる好機■
続いて、参議院議員の伊波洋一氏が講演。
同氏はオール沖縄訪米団の成果を報告。また現在、米国は中国との戦争を想定しておらず、安倍政権が進める南西諸島への自衛隊配備など対中敵視政策がいかに現実離れしているかを指摘。来年は日中平和友好条約40周年であり、「敵視」ではなく「平和と友好」の流れをつくる好機だと語った。
最後に、キャラバン隊の全港湾大阪支部小林副委員長から今期の行動内容が提起され第9期がスタートした。
【 くさり1月号より 】