6 月 19 日、那覇市の奥武山陸上競技場で米軍属女性暴行殺人事件に抗議する「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が開催された。 大会は、佐渡山美智子さんの進行で進められた。 冒頭に高里鈴代さんが被害者の父親からのメッセージを読みあげた。「次の被害者を出さないためにも『全基地撤去』『辺野古新基地建設に反対』、県民が一つになれば可能だと思っている」と訴えた。 古謝美佐子さんの歌、「童神(わらびがみ)」を歌った後、参加者全員で被害者の女性の冥福を祈り、黙祷を捧げた。 その後、辺野古に基地を作らせないオール沖縄会議共同代表挨拶として稲嶺進名護市長、呉屋守將さん、高里鈴代さん、玉城愛さんの順に話された。 被害者の女性と同世代の大学生からは、「生まれたばかりだった私たちは、1995年の事件当時のことは覚えていない。しかし、許せない出来事」「今の民主主義に沖縄の人権はあるのか?」「今の憲法は沖縄県民はまもられているのか?」などの発言があった。 翁長雄志知事は「1995年の少女乱暴事件を受けての県民大会で『このような事件を繰り返さない』と誓いながら、政治の仕組みを変えることができなかった。政治家として県知事として痛恨の極みであり、大変申し訳なく思っている」と謝罪。また、地位協定の抜本改定や辺野古新基地建設阻止には「大きな壁が立ちはだかっているが、心を一つに、強い遺志と誇りを持ってこの壁を突き破らなければならない。今日を決意の日として、頑張っていこう」と述べた。 大会決議(案)が読みあげられ、繰り返される米軍関係の犯罪や事故に対する県民の怒りと悲しみは限界を超えていると指摘。日米両政府が事件のたびに繰り返す「綱紀粛正」「再発防止」には実効性がないとし、県民の人権と命を守るためには、米軍基地の大幅な整理縮小、なかでも海兵隊の撤退は急務であると強く訴えた。 そして、①遺族、県民への謝罪と完全な補償②米軍基地の縮小、県内移設によらない普天間飛行場の閉鎖・撤去③日米地位協定の抜本的な改定の三点を日米両政府に求めることを提案。満場一致で確認された。 最後に、参加者全員で、「月桃(げっとう)」を合唱し、集会は締めくくられた。 この日の参加人数は、主催者発表で6万5千人。しかし、自民・公明・大阪維新の会は、『米軍基地撤去』を掲げた集会には参加できなとして不参加であった。
6 月 19 日、那覇市の奥武山陸上競技場で米軍属女性暴行殺人事件に抗議する「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が開催された。
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