関生支部は10月17~18日、各界から多彩な来賓を迎えて第51回定期大会を、みのたにグリーンスポーツホテルで開催。大会では、一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。さらに、情勢認識、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、政治革新などの諸決議を満場一致で採択した。 今、私たちはかつてない前進基調のなかで関生支部結成50周年という節目の大会を迎えている。 「進基調」と言う根拠の一つは50周年記念事業の成功だ。 第一に取り組んだのは新会館(学働館・関生)の建設。これは組合員の誇りを呼び起こす思想闘争として取り組み、いよいよ12月23日に竣工する。 次に『50年誌』発行。これは組合員のみならず、他の労働者や中小企業にとっても役立つ書になっている。 また、生コン産業の歴史と先人の闘いに思いをはせる「生コン碑」を建立した。 さらには、労働学校の設立。 これは戦前の大阪労働学校の伝統を引き継ぐもので、10人の学生が寮生活を送りながら2年間勉強する。外部に向けては公開講座などを開催。学長の本山京都大学名誉教授以下そうそうたる講師陣が名を連ね、次代を担う人材を育成する。 また、この一年、関生支部は経済・産業を民主化する運動に取り組んできた。 ここ数年、協組の体たらくによって大阪地区の業界は混乱を極めてきた。しかし、私たちの旺盛な運動によって業界側が対決から対話、あるいは連携という方向に転換。このことにより、大阪地区の業界が再建に向けて動き出した。 さらに、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止に向けて沖縄意見広告運動を6期にわたって展開。沖縄の人々から信頼を得て、辺野古基金が中心となった意見広告でも同運動が大きな役割を果たした。 また、辺野古現地へ組合員を継続的に派遣。最前線で体を張った闘いを展開している。 一方では、中小企業に犠牲を強いるアベノミクスと全面的に対決。安倍政権の進める「戦争する国」づくりに反対し、東アジア不戦共同体の実現を求めて闘った。 さらに、国際的活動として韓国・ソウル市で開催されたグローバル社会的経済フォーラムにも参加した。 また、主体的力量を高めるため、各地区の生コン協組で60%以上の組織率確保を目指して組拡大に尽力。目標達成の見通しが立った。 関生型運動の全国化については、「労働運動の権威」と言われる方々から「関生型運動が日本労働運動の再生にとって重要」との評価を獲得。各地・各方面で共感の輪が広がっている。 組合員の身近な問題でも成果を上げている。一つは雇用。この間、近畿では7つの生コン会社が倒産した。しかし、私たちは工場を自主再建して生活権を確保している。あるいは、協組の責任で雇用保障させている。 経済闘争では、3年連続賃上げ1万円(日々雇用・日額500円)を獲得した。 これは労働者と中小企業が結束して大企業と闘ったからこそ得られた成果だ。 中小企業で働く多くの労働者が関生支部のような運動を展開すれば経済民主化は実現できる。 今年の実践課題の一つは文化部の設立だ。 先人がつくった芸術や芸能に触れ、運動の幅を広げる。これは組合員や家族の感性を豊かにすることにつながる。 もう一つは地域創研。労働組合も参加して地域のなかにある様々な問題を解決するような典型をつくる。 これは協同会館アソシエのある東淀川地域から始めて他の地域に広げていく。 さらに、安倍政権の進める人権抑圧政策・戦争政策・大企業中心の経済政策と徹底的に闘っていく。 そして最後に、1万人の組織建設に挑戦する。 今、非正規労働者やワーキング・プアが激増。こうした労働者は人間の尊厳が軽視されている。これは「敵の攻撃が団結条件を与えてくれている」ことに他ならない。よって、確信と誇りを持って運動に取り組めば1万人の組織拡大は可能だ。 関生型運動を一気に全国化・国際化する。そして、近畿でも盤石の体制をつくり上げる。大きな目標の達成に向けて一丸となってまい進しよう。 ★ 記念すべき定期大会、各界から祝福の声が ★ 第51回定期大会冒頭、国際連帯を続ける関生支部の象徴として「インターナショナル」を全員で合唱。 大会議長団と大会役員選出後、資格審査委員による資格審査結果の発表を受け、大会成立が議長から宣言された。 続いて、主催者代表挨拶を武委員長が行い、各界来賓からの連帯挨拶を受けた後、祝電・メッセージが披露された。 来賓各位からは連帯の熱い決意が表明され、経済・産業の民主化を求めて大企業支配と闘い続ける関生支部に対して賛辞が贈られた。 ★ 代議員が活発に発言、勝利への決意を表明 ★ 議案審議に入り、武洋一書記長が一号議案(15年度経過報告)・二号議案(16年度運動方針案)を提案した。 二日目。一号・二号議案に対する質疑応答に入り、各ブロック代表が発言した。 このなかでは、M社闘争の勝利解決が報告され、現在闘争中の五社より経過が報告された。 また、各地の組織拡大の成果が報告され、京津・湖東では生コン値戻しに取り組み、三田では輸送運賃が5万円に引き上げた成果を上げていることをが報告された。 さらに、北大阪Bは団体輸送契約締結に向けて旺盛に活動していることを報告。 計19名の代議員が発言した。 ★ 今後の50年に向けて、さらに団結強めよう ★ 続いて、大会宣言案が提案され、満場一致で採択。投票の結果、ストライキ権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員が一人ひとり挨拶。 最後に、武委員長の音頭の下、関生支部の大躍進を誓って「団結がんばろう」を三唱して記念大会は成功裏に幕を閉じた。 第51回定期大会には、国会・地方議会議員、政党代表、共闘労組・諸団体、業界団体など各界から多数のご来賓に参列いただき、祝辞をいただきました。 また、盛会を祝う電報・メッセージも多数寄せられました。心より感謝申し上げます。紙幅の都合上、一部ご来賓の発言のみここでご紹介します。 ■安倍・橋下を打ち倒そう■ 政治をダメにしている張本人は安倍・橋下。11月には大阪でダブル選挙があるが、大阪でも、東京でも、政治を働く者の手に取り戻すために闘おう。 関生支部のこれからの前進と飛躍に期待する。 民主党/衆議院議員 辻元 清美 ■戦争法廃止を勝ち取ろう■ 戦争法が成立したが、これを法律として認めるわけにはいかない。大衆運動や政治力、さらには裁判闘争、アジアの人々との連携によって施行を許さず、廃止へ追い込もう。沖縄・辺野古闘争でも連携して闘おう。 社民党/元衆議院議員 服部 良一 ■全国各地で政策闘争を■ 関西では大企業支配の産業構造を転換させるという政策闘争が最も前進している。これは全国の労働者に希望と確信を与えており、この闘いを全国に広めなければならない。 これまで幾多の苦難を乗り越えたのは強い結束力があったからこそ。50周年を契機に一層奮闘してほしい。 中央執行委員長 菊池 進 (くさり11月号より)
関生支部は10月17~18日、各界から多彩な来賓を迎えて第51回定期大会を、みのたにグリーンスポーツホテルで開催。大会では、一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。さらに、情勢認識、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、政治革新などの諸決議を満場一致で採択した。 今、私たちはかつてない前進基調のなかで関生支部結成50周年という節目の大会を迎えている。 「進基調」と言う根拠の一つは50周年記念事業の成功だ。 第一に取り組んだのは新会館(学働館・関生)の建設。これは組合員の誇りを呼び起こす思想闘争として取り組み、いよいよ12月23日に竣工する。 次に『50年誌』発行。これは組合員のみならず、他の労働者や中小企業にとっても役立つ書になっている。 また、生コン産業の歴史と先人の闘いに思いをはせる「生コン碑」を建立した。 さらには、労働学校の設立。 これは戦前の大阪労働学校の伝統を引き継ぐもので、10人の学生が寮生活を送りながら2年間勉強する。外部に向けては公開講座などを開催。学長の本山京都大学名誉教授以下そうそうたる講師陣が名を連ね、次代を担う人材を育成する。 また、この一年、関生支部は経済・産業を民主化する運動に取り組んできた。 ここ数年、協組の体たらくによって大阪地区の業界は混乱を極めてきた。しかし、私たちの旺盛な運動によって業界側が対決から対話、あるいは連携という方向に転換。このことにより、大阪地区の業界が再建に向けて動き出した。 さらに、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止に向けて沖縄意見広告運動を6期にわたって展開。沖縄の人々から信頼を得て、辺野古基金が中心となった意見広告でも同運動が大きな役割を果たした。 また、辺野古現地へ組合員を継続的に派遣。最前線で体を張った闘いを展開している。 一方では、中小企業に犠牲を強いるアベノミクスと全面的に対決。安倍政権の進める「戦争する国」づくりに反対し、東アジア不戦共同体の実現を求めて闘った。 さらに、国際的活動として韓国・ソウル市で開催されたグローバル社会的経済フォーラムにも参加した。 また、主体的力量を高めるため、各地区の生コン協組で60%以上の組織率確保を目指して組拡大に尽力。目標達成の見通しが立った。 関生型運動の全国化については、「労働運動の権威」と言われる方々から「関生型運動が日本労働運動の再生にとって重要」との評価を獲得。各地・各方面で共感の輪が広がっている。 組合員の身近な問題でも成果を上げている。一つは雇用。この間、近畿では7つの生コン会社が倒産した。しかし、私たちは工場を自主再建して生活権を確保している。あるいは、協組の責任で雇用保障させている。 経済闘争では、3年連続賃上げ1万円(日々雇用・日額500円)を獲得した。 これは労働者と中小企業が結束して大企業と闘ったからこそ得られた成果だ。 中小企業で働く多くの労働者が関生支部のような運動を展開すれば経済民主化は実現できる。 今年の実践課題の一つは文化部の設立だ。 先人がつくった芸術や芸能に触れ、運動の幅を広げる。これは組合員や家族の感性を豊かにすることにつながる。 もう一つは地域創研。労働組合も参加して地域のなかにある様々な問題を解決するような典型をつくる。 これは協同会館アソシエのある東淀川地域から始めて他の地域に広げていく。 さらに、安倍政権の進める人権抑圧政策・戦争政策・大企業中心の経済政策と徹底的に闘っていく。 そして最後に、1万人の組織建設に挑戦する。 今、非正規労働者やワーキング・プアが激増。こうした労働者は人間の尊厳が軽視されている。これは「敵の攻撃が団結条件を与えてくれている」ことに他ならない。よって、確信と誇りを持って運動に取り組めば1万人の組織拡大は可能だ。 関生型運動を一気に全国化・国際化する。そして、近畿でも盤石の体制をつくり上げる。大きな目標の達成に向けて一丸となってまい進しよう。 ★ 記念すべき定期大会、各界から祝福の声が ★ 第51回定期大会冒頭、国際連帯を続ける関生支部の象徴として「インターナショナル」を全員で合唱。 大会議長団と大会役員選出後、資格審査委員による資格審査結果の発表を受け、大会成立が議長から宣言された。 続いて、主催者代表挨拶を武委員長が行い、各界来賓からの連帯挨拶を受けた後、祝電・メッセージが披露された。 来賓各位からは連帯の熱い決意が表明され、経済・産業の民主化を求めて大企業支配と闘い続ける関生支部に対して賛辞が贈られた。 ★ 代議員が活発に発言、勝利への決意を表明 ★ 議案審議に入り、武洋一書記長が一号議案(15年度経過報告)・二号議案(16年度運動方針案)を提案した。 二日目。一号・二号議案に対する質疑応答に入り、各ブロック代表が発言した。 このなかでは、M社闘争の勝利解決が報告され、現在闘争中の五社より経過が報告された。 また、各地の組織拡大の成果が報告され、京津・湖東では生コン値戻しに取り組み、三田では輸送運賃が5万円に引き上げた成果を上げていることをが報告された。 さらに、北大阪Bは団体輸送契約締結に向けて旺盛に活動していることを報告。 計19名の代議員が発言した。 ★ 今後の50年に向けて、さらに団結強めよう ★ 続いて、大会宣言案が提案され、満場一致で採択。投票の結果、ストライキ権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員が一人ひとり挨拶。 最後に、武委員長の音頭の下、関生支部の大躍進を誓って「団結がんばろう」を三唱して記念大会は成功裏に幕を閉じた。 第51回定期大会には、国会・地方議会議員、政党代表、共闘労組・諸団体、業界団体など各界から多数のご来賓に参列いただき、祝辞をいただきました。 また、盛会を祝う電報・メッセージも多数寄せられました。心より感謝申し上げます。紙幅の都合上、一部ご来賓の発言のみここでご紹介します。 ■安倍・橋下を打ち倒そう■ 政治をダメにしている張本人は安倍・橋下。11月には大阪でダブル選挙があるが、大阪でも、東京でも、政治を働く者の手に取り戻すために闘おう。 関生支部のこれからの前進と飛躍に期待する。 民主党/衆議院議員 辻元 清美 ■戦争法廃止を勝ち取ろう■ 戦争法が成立したが、これを法律として認めるわけにはいかない。大衆運動や政治力、さらには裁判闘争、アジアの人々との連携によって施行を許さず、廃止へ追い込もう。沖縄・辺野古闘争でも連携して闘おう。 社民党/元衆議院議員 服部 良一 ■全国各地で政策闘争を■ 関西では大企業支配の産業構造を転換させるという政策闘争が最も前進している。これは全国の労働者に希望と確信を与えており、この闘いを全国に広めなければならない。 これまで幾多の苦難を乗り越えたのは強い結束力があったからこそ。50周年を契機に一層奮闘してほしい。 中央執行委員長 菊池 進
関生支部は10月17~18日、各界から多彩な来賓を迎えて第51回定期大会を、みのたにグリーンスポーツホテルで開催。大会では、一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。さらに、情勢認識、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、政治革新などの諸決議を満場一致で採択した。
今、私たちはかつてない前進基調のなかで関生支部結成50周年という節目の大会を迎えている。 「進基調」と言う根拠の一つは50周年記念事業の成功だ。 第一に取り組んだのは新会館(学働館・関生)の建設。これは組合員の誇りを呼び起こす思想闘争として取り組み、いよいよ12月23日に竣工する。 次に『50年誌』発行。これは組合員のみならず、他の労働者や中小企業にとっても役立つ書になっている。 また、生コン産業の歴史と先人の闘いに思いをはせる「生コン碑」を建立した。 さらには、労働学校の設立。 これは戦前の大阪労働学校の伝統を引き継ぐもので、10人の学生が寮生活を送りながら2年間勉強する。外部に向けては公開講座などを開催。学長の本山京都大学名誉教授以下そうそうたる講師陣が名を連ね、次代を担う人材を育成する。 また、この一年、関生支部は経済・産業を民主化する運動に取り組んできた。 ここ数年、協組の体たらくによって大阪地区の業界は混乱を極めてきた。しかし、私たちの旺盛な運動によって業界側が対決から対話、あるいは連携という方向に転換。このことにより、大阪地区の業界が再建に向けて動き出した。 さらに、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止に向けて沖縄意見広告運動を6期にわたって展開。沖縄の人々から信頼を得て、辺野古基金が中心となった意見広告でも同運動が大きな役割を果たした。 また、辺野古現地へ組合員を継続的に派遣。最前線で体を張った闘いを展開している。 一方では、中小企業に犠牲を強いるアベノミクスと全面的に対決。安倍政権の進める「戦争する国」づくりに反対し、東アジア不戦共同体の実現を求めて闘った。 さらに、国際的活動として韓国・ソウル市で開催されたグローバル社会的経済フォーラムにも参加した。
また、主体的力量を高めるため、各地区の生コン協組で60%以上の組織率確保を目指して組拡大に尽力。目標達成の見通しが立った。 関生型運動の全国化については、「労働運動の権威」と言われる方々から「関生型運動が日本労働運動の再生にとって重要」との評価を獲得。各地・各方面で共感の輪が広がっている。 組合員の身近な問題でも成果を上げている。一つは雇用。この間、近畿では7つの生コン会社が倒産した。しかし、私たちは工場を自主再建して生活権を確保している。あるいは、協組の責任で雇用保障させている。 経済闘争では、3年連続賃上げ1万円(日々雇用・日額500円)を獲得した。 これは労働者と中小企業が結束して大企業と闘ったからこそ得られた成果だ。 中小企業で働く多くの労働者が関生支部のような運動を展開すれば経済民主化は実現できる。
第51回定期大会には、国会・地方議会議員、政党代表、共闘労組・諸団体、業界団体など各界から多数のご来賓に参列いただき、祝辞をいただきました。 また、盛会を祝う電報・メッセージも多数寄せられました。心より感謝申し上げます。紙幅の都合上、一部ご来賓の発言のみここでご紹介します。
中央執行委員長 菊池 進
▲TOPへ →HOMEへ
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部 〒550-0021 大阪市西区川口2-4-28 TEL06-6583-5546 FAX06-6582-6547 E-mail web@rentai-union.com 個人情報の取り扱いについて 及び プライバシーポリシー