関生支部は5月31日、第49期第3回中央委員会を生コン会館で開催し、この間の活動総括を行った。世界と日本の情勢を確認するとともに、組織強化・拡大、各地区の生コン業界再建の取り組みなどについて討議した。 冒頭、議長にK氏(市内ブロック)を選出。 招集役員・中央委員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言した。 続いて、武委員長がこの間の活動の総括と問題提起を行った。(以下、要約) ■ 行動によって得た春闘の大きな成果 ■ 今春闘は、大阪・兵庫を中心に本勤1万円、日々雇用日額500円の賃上げ。 また、大阪・兵庫では重要な成果として「本年末までの共同輸送の確立」を合意。 京都では、ベスト・ライナー問題で大型一台あたりの運賃を5万5千円に引き上げ。そして、新輸送会社の設立に合意した。 和歌山では今年5月から日高地区生コン協組が8年ぶりに連合会に加入することになった。また、同地域の大型一台あたりの運賃が5万円に引き上げられた。 奈良では現在、協同組合がまとまって共同輸送を行う新しいシステムづくりと値戻しに取り組んでいる。 今春闘の行動で特に重要なのは、S建設・Jへの抗議行動だ。4月22日、現場で啓蒙活動を行う仲間を一方的に罵倒してきたことに対応して翌日直ちに反撃し、相手を圧倒した。 一方、K協組は地獄への道を突き進む。5月30日の総会で現体制の継続が決定。このままでは大阪地域はさらに2年間、価格競争が続き、倒産が続出する。 今後、昨年と今年の賃上げ分の支払いを求める必要がある。賃上げという圧力バネで広域協組をまともにする。 現在は一部専業社もメーカーに追従し広域協組を正す行動をとっていない。よって「約束を直ちに履行せよ」と厳しく迫る。 ■ 民衆本位の政治で共に生きる社会を ■ 安倍政権は大企業のために中小企業と労働者を犠牲にする政策を進めている。大企業には減税し、消費税は増税。そして、円安の影響で物価が上昇。 その一方で、国民の反発を抑えるために国家安全保障会議をつくり、特定秘密保護法を制定し、今度は集団的自衛権の行使を容認しようとしている。 世界ではウクライナやシリアの問題が焦点になっているが、これらはロシア・ヨーロッパ諸国・アメリカなど帝国主義国による利権争い。 彼らは自国の利益のためにそこに住む民族を無視している。これは資本主義・帝国主義が限界に達していることの象徴で、裏返せば「共生・協同」思想が時代をリードするものだということを表している。 50周年記念事業では新会館を建設し、その器に見合うよう質的向上を図る。 従来は7階建てを予定していたが4階建てに変更したい。専門家の助言でこの場所では介護住宅の経営が困難だと判明したから。介護は別の場所で追求したい。 さらに、『関生支部50年史』を発行し、それを武器に組織拡大を図る。同時に「幹部活動14項目の指針」を実践し、質・量ともに強靭な組織をつくり上げる。 ■ 組織強化・拡大へ、創意工夫し活動! ■ 続いて、各ブロックの組織拡大・強化についての特徴点・総括が報告され、運動の実践内容を全員で共有した。 ◆阪南ブロックは「眞壁組闘争完全解決や堺臨海生コン人員補充などを実現するために生コン価格適正化に取り組み、一定の成果を上げている。この取り組みを継続しながら生コンの組織拡大に重点的に取り組み、結果を出す」と表明した。 ◆和歌山ブロックは「業界全体としては生コン価格が安定し、成果が上がっている。各協組内に最低でも2分会を確保することを目標に組織拡大に取り組む。今期末までに成果を出したい」と決意を語った。 ◆名古屋ブロックは「団交が決裂すると即行動するとのパターンが定着。また、幹部養成のためにたすき掛け交渉を展開。さらに、未払賃金を取り戻す成果を上げたので、それを宣伝している」と報告した。 全ブロックから報告を受けた後、各専門部などの報告を受け、第3回中央委員会は終了した。 【 5・31 関生支部第3回中央委員会(生コン会館)】 (くさり7月号より)
関生支部は5月31日、第49期第3回中央委員会を生コン会館で開催し、この間の活動総括を行った。世界と日本の情勢を確認するとともに、組織強化・拡大、各地区の生コン業界再建の取り組みなどについて討議した。
冒頭、議長にK氏(市内ブロック)を選出。 招集役員・中央委員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言した。 続いて、武委員長がこの間の活動の総括と問題提起を行った。(以下、要約)
■ 行動によって得た春闘の大きな成果 ■
今春闘は、大阪・兵庫を中心に本勤1万円、日々雇用日額500円の賃上げ。 また、大阪・兵庫では重要な成果として「本年末までの共同輸送の確立」を合意。 京都では、ベスト・ライナー問題で大型一台あたりの運賃を5万5千円に引き上げ。そして、新輸送会社の設立に合意した。 和歌山では今年5月から日高地区生コン協組が8年ぶりに連合会に加入することになった。また、同地域の大型一台あたりの運賃が5万円に引き上げられた。 奈良では現在、協同組合がまとまって共同輸送を行う新しいシステムづくりと値戻しに取り組んでいる。
今春闘の行動で特に重要なのは、S建設・Jへの抗議行動だ。4月22日、現場で啓蒙活動を行う仲間を一方的に罵倒してきたことに対応して翌日直ちに反撃し、相手を圧倒した。 一方、K協組は地獄への道を突き進む。5月30日の総会で現体制の継続が決定。このままでは大阪地域はさらに2年間、価格競争が続き、倒産が続出する。 今後、昨年と今年の賃上げ分の支払いを求める必要がある。賃上げという圧力バネで広域協組をまともにする。 現在は一部専業社もメーカーに追従し広域協組を正す行動をとっていない。よって「約束を直ちに履行せよ」と厳しく迫る。 ■ 民衆本位の政治で共に生きる社会を ■
安倍政権は大企業のために中小企業と労働者を犠牲にする政策を進めている。大企業には減税し、消費税は増税。そして、円安の影響で物価が上昇。 その一方で、国民の反発を抑えるために国家安全保障会議をつくり、特定秘密保護法を制定し、今度は集団的自衛権の行使を容認しようとしている。 世界ではウクライナやシリアの問題が焦点になっているが、これらはロシア・ヨーロッパ諸国・アメリカなど帝国主義国による利権争い。 彼らは自国の利益のためにそこに住む民族を無視している。これは資本主義・帝国主義が限界に達していることの象徴で、裏返せば「共生・協同」思想が時代をリードするものだということを表している。 50周年記念事業では新会館を建設し、その器に見合うよう質的向上を図る。 従来は7階建てを予定していたが4階建てに変更したい。専門家の助言でこの場所では介護住宅の経営が困難だと判明したから。介護は別の場所で追求したい。 さらに、『関生支部50年史』を発行し、それを武器に組織拡大を図る。同時に「幹部活動14項目の指針」を実践し、質・量ともに強靭な組織をつくり上げる。
■ 組織強化・拡大へ、創意工夫し活動! ■
続いて、各ブロックの組織拡大・強化についての特徴点・総括が報告され、運動の実践内容を全員で共有した。 ◆阪南ブロックは「眞壁組闘争完全解決や堺臨海生コン人員補充などを実現するために生コン価格適正化に取り組み、一定の成果を上げている。この取り組みを継続しながら生コンの組織拡大に重点的に取り組み、結果を出す」と表明した。 ◆和歌山ブロックは「業界全体としては生コン価格が安定し、成果が上がっている。各協組内に最低でも2分会を確保することを目標に組織拡大に取り組む。今期末までに成果を出したい」と決意を語った。 ◆名古屋ブロックは「団交が決裂すると即行動するとのパターンが定着。また、幹部養成のためにたすき掛け交渉を展開。さらに、未払賃金を取り戻す成果を上げたので、それを宣伝している」と報告した。 全ブロックから報告を受けた後、各専門部などの報告を受け、第3回中央委員会は終了した。
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