10月31日、東北復興協同センターの現地拠点である復興協同センター・仙台の開所式および記念レセプションが仙台市内のホテルで開催された。
◆ 真の復興を目指しセンター開設 ◆ 1当日は、全国労働者協同組合連合会やパルシステム生活協同組合連合会を始めとする様々な協同組合の代表、また、ボランティア組織や復興事業に携わる中小企業者、関西の生コン業界関係者など50名が参加。同センターの門出を祝った。 冒頭、あいさつに立った東北復興協同センターの上原代表は「日本の災害復興の最大の弱点は被災者を『仮住まい』のまま生活させること。被災者が生活する場所を確保し、仕事をして生きがいを得ることが日本全体の復興につながる。そうした真の人間回復=復興を実現するために協同の力を発揮したい」と決意を述べた。
次に、復興協同センター・仙台の井上代表があいさつに立ち、「現在の復興事業は『やったふり』があまりも多い。同じ金額でも2倍3倍の価値を持つような使い方があるはずだ。たくさんの人々と知恵を出し合って事業を進めたい」と語った。 また、協同会館アソシエの武代表取締役は、このセンターの目指す復興が、これまでの「大量生産・大量消費」という日本社会のあり方を根本から改めるものだと評価。 「関西の生コン業界で40年以上追求している経済民主化運動とこのセンターの目指す復興事業は『共生・協同』社会を目指す点で共通しており、今後とも協力していきたい」と思いを語った。 ◆ 多くの構想を早期実現に向け ◆ 復興協同センター・仙台は、復興事業の本格化にともなって急増する生コン需要に対する応援や仮設住宅などに住んで大きなストレスを抱える被災者への支援、高齢者向け共同住宅の建設・運営、福島での除染、子どもの遊び場確保など多くの構想を持っており、今後、具体化の作業に入っていく。
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