関生支部は10月14日、各界から多彩な来賓を迎えて第48回定期大会を協同会館アソシエで開催した。 ここでは、この一年間の運動総括が提起され、討議を通じて確認。 さらに、国際・国内情勢、運動の基調と重点課題などの新運動方針とストライキ権、役員体制を確立し、組織拡大・強化、権利侵害一掃、国際連帯・反戦平和などの諸決議を満場一致で採択した。
本日は大変多くのご来賓に参列して頂き、誠にありがとうございます。 2005年1月に私始め数名の仲間が逮捕され、長期拘束されました。 その1ヵ月前まで、大阪ではアウト17社18工場が協同組合に結集し、大企業に対して適正価格を要求しよう、セメント支配と闘おうとの流れができていました。それを潰したのがこの弾圧です。 以後、3回にわたりセメント値上げが実行され、生コンが買い叩かれました。しかし保釈後、巻き返しの運動を展開しました。 その一つは3年前にできたこの会館です。生コン製造だけではなく、バラ輸送・生コン輸送・圧送の業者が結集し、労働組合と手を取り合い大企業と闘う「砦」としてこの会館が建設されました。 そして、セメント値上げを阻止しました。 さらに2010年には、政策協議会の4労組が一丸となり4ヵ月半にわたるストライキを実行。ゼネコンに対して生コン適正価格を要求したのです。これは大成功しました。 しかしその後、セメントメーカーとゼネコンが強烈な巻き返しを図ってきました。 昨年は13名の仲間が逮捕されました。そして広域協組は獲得した成果を投げ捨て値下げに走り、労組敵視政策をとっています。 しかし、私たちは大企業の攻撃に対し断固として闘い、この1年、大きな成果を得ています。 今春闘では、大阪・兵庫・奈良・京都で1万円の賃上げを獲得。 日々雇用の組合員は日額500円の賃上げです。また和歌山・奈良・湖東・阪神協組・圧送・バラ輸送では中小企業が結集し、大企業支配と闘う方向に向かっています。 そして、昨年10月から今年8月までに組合員を3000名増やそうと確認し、実践してきました。 現在1500名の拡大を達成しています。これは大変な成果です。京津ブロック、湖東ブロックが先陣を切り、最近では市内ブロックが1ヵ月で110名の拡大を達成。 「やれば、できる」のです。 同時に、残り1500名の拡大はどんなことがあっても年内に達成しなければなりません。あきらめず、怯まず、断固としてやり抜くのが関生魂。その決意で取り組みます。
議案審議に入り、武洋一書記長が「2012年度経過報告」と「2013年度運動方針案」を提起。 引き続き、代議員から各ブロックでの闘いの経過・方針などについて発言があった。 この中では、M組やD生コン、S化学での闘争を始め、7ブロックから反権利侵害闘争について報告と解決に向けての決意表明があり、7ブロックから組織拡大の成果と課題が報告された。
さらに政策闘争については、「業界再建と組織拡大を連動して追及する」(奈良ブロック)や「値戻し・集約・共同輸送化を進める」(湖東ブロック)などと提起。 計19名の代議員が発言した。
★ 新役員体制を確立 ★ 続いて、諸決議案と大会宣言案が提案され、それぞれ満場一致で採択。 投票の結果、スト権と新役員体制を確立した。 退任役員の紹介と感謝状授与の後、新役員から挨拶を受け、全員で労働歌「がんばろう」を合唱。 武委員長の音頭の下、さらなる飛躍を誓って「団結がんばろう」を三唱して閉会した。
中央本部定期大会では、以下3点を重点に取り組もうと決めた。 1点目は政策闘争の強化、2点目は組織拡大、3点目は政治革新だ。 特に組織拡大については、関生支部が今期、不退転の決意で3千名組織拡大に全力を挙げていることが全国の仲間に大きな影響を与えている。 また、かつてないほど社会的使命を果たす労働運動が求められている。 組織拡大・権利侵害一掃の闘いと同時に政治革新に向けて来る総選挙闘争に全力を挙げよう。
盛会を祝う電報・メッセージも多数寄せられました。心より感謝申し上げます。
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