◎現在、厚生労働省で育児休業を使用し、仕事を休んだ場合、賃金の６割（社会保険も含む）が育児休業給付金で保障されていますが、経済的に賃金の６割では生活が苦しくなります。

◎女性部では法律上の上限である８割に近づけるように企業側へ求める取り組みをおこなっています。　　

◎育児休暇を活用しやすい環境を作っていきましょう。

　　　　～パパが休むと日本がかわる～　


「父親の育児シンポジウム」
日本では〝妊娠・出産・育児〟は、女性の仕事として当たり前の事のように考えられて来た時代がありました。
しかし、近年の調査・統計では、「夫婦一緒に子育てをしたい」と考えている男性がどんどん多くなっています。もちろん、女性も男性の協力を必要と考えています。
専業主婦に関わらず、子育ては夫婦で行うことがベターだと思われます。
また、男性の協力はお母さんの育児ノイローゼや虐待などの防止効果にもなるとも考えられます。


男性に育児休暇制度の認知度が高まっていない主な理由は、
　１，国の育児休暇制度の広報が足りないから制度があっても活用しない。（出来ない状況がある）　
　２，男女の役割分担（男性は仕事、女性は家事・子育て等）という「思いこみ」が、男性を子育てに参加するための機会を妨げる。
　３，言い出せない風潮。上司や周囲（男女とも）の理解のなさや、前例がないため育児休暇を取りにくい。
　等が考えられます。

男性の育児休暇制度の理解が深まる事によって、少子化問題だけではなく家族（夫婦・親子・兄弟）それぞれの価値観が変わっていきます。
そして、子どもと同じ時間を共有（過ごす）する事によって、家族の絆が深まり、お互いの理解も深まると思います。
こうして個人個人が変わっていけば社会全体も変わっていきます。
その中でも私たちの生コン産業は男性が多く働いていて、育児休暇制度が浸透すれば他の業種より波及効果が大きく、前例が作れられやすい環境だと言えます。
生コン支部女性部では、組織内の広報と男性育児休暇制度の理解を拡充することを行っていきます。


「義務化の短時間勤務は、１日６時間とする処置の導入」
◎０９年７月１日に公布された、改正育児・介護休暇の主要部分の施行期日が、２０１０年６月３０日に決まりました。
改正法に基づく改正省令と改正指針が０９年１２月２８日に公布されました。省令では、法改正で義務化される３歳までの子供を養育する労働者に対する短時間勤務制度の具体的内容について、「１日に所定労働時間を原則として６時間とする措置を含むものとしなければならない」と定めています。
★具体内容
改正法の柱は、
（１）３歳までの子を養育する労働者への短時間勤務制度の義務化
（２）３歳までの子を養育する労働者への所定外労働免除制度の義務化
（３）父母ともに育児休業を取得する場合の休業可能の延長（パパ・ママ育休プラス）
（４）労使協定による配偶者が専業主婦（夫）取得除外規定の廃止
（５）子の介護休暇の拡充
（６）介護休暇制度の創設
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 などが盛り込まれています。
改正省令
（１）３歳までの子を養育する労働者への短時間勤務制度の具体的内容及び適用除外者の範囲
（２）３歳までの子を養育する労働者への所定外労働の免除制度の適用除外者の範囲
（３）子の介護休暇の取得事由の追加
（４）介護休暇制度の適用除外者の範囲及び申し出手続き
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 などが盛り込まれています。
改正指針
「子の養育又は家族の介護を行い又は行う事となる労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために事業主が講ずべき措置に関する指針」には、
（１）労使協定の締結を条件に短時間勤務制度の適用を除外できる「業務性質または業務の実施体制に照らして、所定労働時間の短縮措置を講ずることが困難と認められる業務に従事する労働者」の例示
（２）育児休業や短時間勤務制度などの申し出などを理由とする不利益取り扱いになる行為の例示
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 などが盛り込まれています。

◆活動報告（２００８．８．２３）

７／１４　北Bブロック執行部会議
７／１７　東大阪ブロック委員会
７／２２　労弁主催・組合内セクハラ問題学習会（労弁事務所）

（1）労弁主催・組合内セクハラ問題学習会
①セクハラ被害がもたらすものとは何か？～社内セクハラと組合内セクハラ～
②加害者とならないために
③組合内でのセクハラ問題対策のあり方を考える

※内容
②相談事例で、相談のロールプレイニングをしました。参加者から、男女２名選抜され、事例の内容は、派遣で働く女性が室長からのセクハラを受けての相談で、被害者と加害者両方に質問を行い、男性相談者には細かい所まで言えないが、女性相談者には言いやすい事などが有りシミュレーションなので答えられたが、実践の時は細かく・短く例示して聞くことが相談者が答えやすいことを学びました。

③初めに２０項目のアンケートを行い、女性はこんな事があった経験、男性はこんな事をしたという内容で、女性の多くが名前で呼ばれない・体をさわられた事の回答あり、男性は名前で呼んでいない事が多く回答ありました。その後４つの課題、相談員の設置、広報・相談員マニュアルの作成・調査委員会の設置・組合内規約の整備について、信岡弁護士より話しがありました。
相談員の設置・広報は、被害者が女性の場合、女性の担当者が必要とし（最低）複数選任で加害者とされる書から遠い関係の人（中立な人）を選び、組合員全員に相談員の氏名・電話番号を周知する。
相談員マニュアル・相談員要領・調査委員会については資料を基に、説明が細かくあり、組合内の規約整備では、除名・一定期間の資格停止・役職解任・戒告等を取り入れ、男女に関係し両方が適応する内容にする事を聞き、この内容について参加者の活発な意見交換が有りました。




※総論
この学習会に参加し、セクハラを受けた色々な判例は、女性労働者を対等なパートナーとして見ていない男性の意識があり、多くの女性は非正規で働き上司に良く思われ仕事を続けて行く為に少しの事なら我慢するような環境が積もり積もってセクハラに発展しています。男女雇用機会均等法と言われてますが、現実職場では女性が働くのに男性の数倍努力して失敗をすれば女性だからと言われ、効率良く出来る人は女性のくせにと言われ仕事をする上でいつも緊張して働いているが人が多いと思いました。
組合内では、セクハラ発言について相手が不快に思わなければ大丈夫と発信しているが、こんな環境をなくす為にはどうするかも考えていく必要もあり、そんな現場に居合わせた時に注意する事の意識をみんなが持ち、セクハラ防止に繋がり執行部が認識することで、組合内の団結強化となり自然とみんなの意識が変わっていくのではないでしょうか。第１回目の講師・養父弁護士の言葉で「日頃の好感度が良ければ、セクハラはなくなるんです」と言っていた言葉が印象に残っています。

◆活動報告（２００８．７．１９）

（１）活動報告

6／13　処遇改善調査（神戸フロック）神戸フロック委員会（平尾分会）
6／16　処遇改善調査（神明）　播但フロック委員会（神明センター）
6／17　処遇改善調査（三田・但馬）　播但フロック委員会（但馬センター）
6／18　処遇改善調査（京津・湖東フロック）　6／19　処遇改善調査（北大阪A・Bフロック）
6／23　労弁主催・組合内セクハラ問題連続学習会①
7／ 4　事務局会議（ユニオン会館）　処遇改善調査（奈良フロック）

（1）08春闘女性労働者処遇改善調査報告
	※　今回、広域エリア外の反応は、女性労働者が就労している所では配慮していたが、専用トイレ・セクハラ防止・就業規則の記載について要請したところ、専用トイレについては、工場に多数有る所は、シールや看板で分け、女性が居ない工場は、就労に来たとき、取り外し出来る看板を準備し対応することを認識して貰った。 セクハラ防止は、工場内だけで無く現場において、支障あった場合に迅速に対応する為に窓口を設けるよう要請したところ、今回対応した人が窓口担当になった。 就業規則については、6／4の経営者会の資料を基に今後検討し変更したときは、担当役員に知らせてもらうと確認。
	総論 07春闘より、女性労働者処遇改善は、連帯労組統一要求にありながら、啓蒙されている所とされていない所の差が大き＜あった。 広域エリア内は認識は有るが、これまで何も問題が無かったから処遇改善について意識していない所が多＜あり現場視察に行き色々話した中、07春闘刈り取りはアンケートだけで要求が何処まで履行されていたのかが不透明なまま08春闘を迎え今期女性部が設立され、今まで問題をあげる機関がな＜、問題が無かったのではなく今後女性の声を反映し組繊全体に浸透するような活動が必要。 広域エリア外では、女性労働者が居ないところでは、認識も無く今は女性が居な＜ても組織内に女性部が発足され処遇改善活動を理解し啓蒙してい＜必要が有る事を要請し、今後の課題は全ブロック担当役員と連携を図り活動していく事。 ※紅陽分会では、昨年度より要求の履行がされていて、整備されているのは分かっていたが実際現場に行った感想として、トイレの場所が何処なのかわかりにくい事や就業規則についてを要請したら、迅速に改善し報告がありました。 ※タイコ一社では、女性専用トイレについて工場内に勤務している女性労働者が今のままで納得している為、新たに設置する姿勢が無＜、今後担当役員と調整し交渉する必要有り。

◆活動報告（２００８．６．１４）

（１）活動報告

５／１６　北Aフロック会議（新淀）
５／１８　京津フロック家族交流会
５／２９　第３回中央委員会
５／３１　第２国全体会議（ユニオン会館）
６／　４　大阪兵庫生コン経営者会セミナー（ホテルモントレクラスミアハウス）
６／　６　事務局会議（ユニオン会館

①中央委員会にて委員長の問題提議
	協定書を活かす運動を強調していた。立派な協定書であっても、行動し履行させる事とあって、女性労働者処遇改善調査で回れていない所について今後点検を続ける。
②中間総括の課題３点の取り組み。
	１、女性組合員のネットワーク作り
		生コン以外の仕事をしている組合員との接点が不十分
	２、女性組合員の団結強化・交流
		団結強化・交流を促進するような取り組みの継続
	３、組合運動に女性の声を反映させ女性問題特有の要求を掘り起こす
		処遇改善について、使用者側に女性労働者への配慮がみられるようになってきた。今後も改善が進むよう大阪・神戸以外の地域にも点検活動を続ける。

■大阪兵庫生コン経営者会セミナー

セクシャルハラスメント　 相談窓口としての知識と対応方法　　日時：2008年6月４日
会場：ホテルモントレグラスミハウス

◆活動報告（２００８．５．１８）

　活動経過

４／１７　東大阪ブロック委員会
４／１８　神明ブロック委員会（但馬センター）
５／　８　笹木運輸分会職場集会（敦賀港湾センター）

①08春闘女性労働者処遇改善・合意内容の現場視察

４／１０　市内ブロック～北Aブロック～神戸ブロック
４／１１　南大阪ブロック～東大阪ブロック
４／１５　阪南ブロック～海山（宝塚・西宮）
４／２８　北Bブロック

中間報告
※今回２９社廻った中で、セクハラ防止と女性専用トイレの２点を重点に、自分たちの目で確認し感じたこととして、女性専用トイレが無いところに関しては、０７春闘の約束不履行であることを訴え、０８春闘では９月末までに設置をするにあたり具体的にどうするかを聞き、工場内に幾つかトイレが有るところは１カ所を女性専用にする等と提案が有りましたが、出荷中に行きづらい所が多く（２Ｆ・３Ｆにあり）出荷中の配慮をしてもらっても、女性は時間がかかるため自分自身我慢して行きにくいのが現状なので、新たに設置して貰うように要請したところ、大阪フェニックス・神戸フェニックスは設置するとなりました。
女性専用トイレが有るところは、使用しないときは鍵をかけ管理していて女性ドライバーが来たときは使用できる事がわかりました。

※セクハラ防止については、昨年の啓発セミナーに参加はしているが管理職の人が参加していて、現場で働いている人には伝達が出来ていない。内容はマニュアル通りの事を聞いて何をどうすれば良いのかが、解らないと聞かれたのが多＜、自分たら女性ドライバーとして今まで現場で有った事を話し（言葉のセクハラや男性ドライバーと対応が違い女性には横柄態度をする人がいた等）気にしない人や言い返す人もいるけど、我慢している人・何も言えない人もいるので、この事を放置しないためにも工場内に窓口の必要性が有ると話したところ出荷している人を担当にするところが多かった。

②自動車パレードの簡易設置トイレについて
　何人かの人たちから意見がありました
①男性と女性のトイレが隣り合わせに設置されていて利用しに＜かった。
②トイレの数が少ない。
③女性トイレを男性が使っていた。
④男性の小便用トイレの設置場所が、女性トイレの近＜にあり、その横を通らなくてはいけない形になっていたので、もう少し配慮がほしかった。

◆活動報告（２００８．４．１９）

　活動経過

◎3／13　神明ブロック委員会（神明センター）
◎3／28～29　団結交流会（古賀乃井）
◎4／8 事務局会議（ユニオン会館）
◎4／10 08春闘女性労働者処遇改善調査
◎4／11 08春闘女性労働者処遇改善調査
◎4／15 08春闘女性労働者処遇改善調査

（1） 3／28～29団結交流会（古賀乃井）
昨年の準備会より参加要請していましたが、女性組合員の就労環境や家庭環境の影響により、9名の参加で開催しました。短い時間の中でしたが、女性労働者の問題点や各ブロック・分会の取組みを聞きました。

★3／3大寿会病院に抗議行動を行った時は、当該分会では確信になり、今後も継続してほしいとの意見
★他ブロックの人と顔を見て話すことが出来、会う度に信頼と仲間意識が強まりました。
★この間団体交渉を進める中で、担当役員のサポートに来ていた役員が、継続して来ないことが現場では、問題との声が、ありました。
★大東生コンの女性組合員が、生理休暇を取ったことが無いとのことであった。
働く女性の視点で職種の枠を超えこれからも声をあげ反映出来るよう今後活動していきます。

（2）4／2　五労組共同交渉の合意内容について、事務局会議で論議し4／10より現場視察を行っています。

（3）今後の予定
◎5／9　事務局会議（ユニオン会館）13：30
◎5／31　第2回女性部全体会議（ユニオン会館）10：00

※4／27連帯フェスタ、6／8スポーツフェスタにおいて、
女性組合員数名で婦人クラブあさがおのサポートを行います。

２００８年３月２８～２９日古賀乃井ベイホテル

スケジュール

３月２８日
１３時半に、難波ＯＣＡＴ１階団体受付集合
１４時発　古賀乃井ベイホテル行きバス出発
１６時半　ホテル到着　チェックイン
１８時半まで、自由時間
〃 　　食事開始
２０時ぐらいに宴会場を出て、部屋にて二次会始まる。

３月２９日　
７時半～朝食開始
８時半～部屋にてミニ学習会
（０８春闘女性労働者処遇改善・自動車パレード・各ブロック、分会報告）
１０時に古賀乃井ベイホテル出発
１２時過ぎに、難波ＯＣＡＴ到着・解散

女性部が機関となり専門部として活動目的が、ネットワーク作り・団結強化をする事を目的に、今期は女性組合員同士の交流が図れていないので、今回の交流会を企画しました。　昨年の準備会より参加要請していましたが、就労環境や家庭環境の影響により、９名の参加で開催しました。

◎当日は１３時半に、難波ＯＣＡＴに集合。古賀乃井へ直行バスが出ている（無料）バスの中ではワイワイ騒いでいたと思ったら、すやすや寝ていたりとみんな子供に返ったようでした。夕方、現地到着し、三部屋三人ずつに、別れグループ分け温泉に行ったりと、各部屋自由行動しました。
１８時半より和室にて食事（宴会）が始まり、私の挨拶で今回の交流は、ネットワーク作り・団結強化を図る事が目的であること話し、乾杯の音頭を、 Ｏさん（女性部書記長）にお願いして、待ちに待った食事 が始まりました。お腹も落ち着いてきた所で、1人づつ自己紹介と何か一言をして、話が横道にそれたり、相づち打ったりと、仕事・日常生活の事で盛り上がり後は想像におまかせします。

二次会は、売店でお酒を買い部屋に結集し、連帯労組の女性陣が集まりこんな光景は今まで無かったとみんなで話し、働くことや運動についても女性目線ではなしが出来、十人十色と言いますが、考え方は違っていても組織に対する気持ちは、一致しているのが伝わりこの気持ちを忘れず今後に活かして行こうと思いました。
２９日8時半より、ミニ学習会で、０８春闘・自動車パレード・ブロック内での活動報告を議題におこないました。特に春闘要求にある、セクハラ防止について議論し自分は大丈夫でも、人は違う所や意見を言える人言えない人がいる事を改めて考え、そんな場面に合ったときは回りで注意しあえるようにする事が大事であって、今後も考えて女性組合員の声が組織運営に反映出来るよう、女性部三役中心となって活動していきますので、宜しくお願いします。