連帯ユニオンニュース
■18春闘に向けて■
私たちは、2月24日に第2回中央委員会を学働館で開催し、18春闘方針と統一要求を決定。大幅賃上げをめざし、重点的に人員補充(非正規雇用労働者の正規雇用化)などの諸要求を推しすすめていくことを確認しました。
生コンクリート輸送運賃の引き上げ(大型車一台あたり日額6万円の運賃)やバラセメント輸送運賃の引き上げ(トンあたり510円の引き上げ)などをめざすとともに、昨年12月に取り交わした大阪兵庫生コン経営者会との協定(生コン輸送運賃、バラセメント輸送運賃の引き上げに関するもの)などこれまでの労使協定の履行についてもストライキなどの行動によって実現する方針を決定しました。
■闘いの歴史に自信と誇りを持って■
中央委員会のなかで武委員長は「大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)を実質的に支配しているのは執行部の『4人組』だ。彼らは自力で関生支部に対峙できないため、差別排外主義者を雇い、デマ・誹謗中傷の宣伝を繰り返している。『4人組』は『関生を潰す』などと自らの妄想を語っているが、それは不可能だ。
大阪広域協組が行っていることは独禁法・中協法・労組法に違反する。
先日、広域協組が特定の会員に対して不公平な割り付けを行っていることについて、TYK高槻生コン社が訴訟を起こした。今後、これに賛同する動きが広がる。
●約束履行を求める●
18春闘では当然、大幅賃上げや人員補充を求めていくが、最重点課題は大阪兵庫生コン経営者会に約束を履行させることだ。特に、昨年末のストライキで合意した生コン輸送運賃・バラセメント輸送運賃の引き上げを必ず実行させる。
また、集団交渉への参加を拒否する企業、自動車パレードに協力しない企業には行動を展開。『4人組』による集団的労使関係の破壊工作を粉砕する。
●団結力を強化して●
今こそ、闘ってきた歴史に自信と誇りを持つ時だ。
関生支部は結成以来、53年の歴史を積み重ねている。経験が浅い組合員であってもこの歴史を継承している。中小企業を救うと同時に労働者の賃金・労働条件の改善のために体を張って闘ってきたのが関生支部の歴史に他ならない。
この闘いを堅持し、発展させるのが今春闘だ。仲間との信頼関係・団結力を一層強化し、勝利に向け、ともに闘おう」と呼びかけました。
●結果を出す春闘に●
この後、中央委員会では各ブロックの要求を集約し、討論を経て統一要求を決定。3月7日から始まる18春闘の勝利に向け、組合員一丸となって闘い抜くことを誓い合いました。
■18春闘で要求を前進させよう!■
「無法地帯」と化す広域協組
労働者の力で業界正常化勝ち取ろう
2月27日、関西生コン関連労働組合連合会(全港湾大阪支部、近畿圧送労働組合、関生支部)の会合で、大幅賃上げをはじめ人員補充要求等の諸要求や生コンクリート輸送運賃・バラセメント輸送運賃の引き上げをはじめとする政策要求を含む統一要求を確認。大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)の独占禁止法違反や不当労働行為など違法行為の是正や、大阪広域協組と在特会関係者・差別排外主義者との関係解消求める民主化要求などについても今春闘で追求することを決定しました。
◆輸送運賃アップ・人員補充実現を◆
●団交拒否を強制、協組が違法行為●
現在、大阪広域協組は加盟各社に対し、「関西地区生コン支部との接触・交渉した場合、厳正なる対処を行なう」との通知を出し、加盟各社に関西地区生コン支部(関生支部)との団交については拒否するよう強制しています。
また、和歌山県広域生コンクリート協同組合(丸山克也理事長。以下、和歌山広域協組)と連名で「連帯労働組合系の業者の使用を控えるよう通達を出している。自動車パレードに参加した輸送会社を今後使用しないと申し合わせている。ついては、連帯労組からパレードの参加要請があった場合応じないよう要請する」という内容の書面(「自動車パレードへの参加自粛要請について」)を発信し、3月11日に予定されている関西生コン関連労組連合会が開催する自動車パレードを妨害しようとしています。
●労組潰しの策動、明白な憲法違反●
このような大阪広域協組と和歌山広域協組の行動は、関生支部の団結権や団体交渉権、団体行動権を侵害する憲法違反であり、労働組合法違反の不当労働行為に該当します。
また、「連帯労働組合系」と称する事業者を不当に排斥し、差別するもので、事業者の事業活動を困難にし、破壊するものです。まさに公正取引委員会が告示する不公正な取引方法に該当する独占禁止法違反にあたります。
●行動を展開して、業界の正常化を●
関生支部は、いかなる妨害にもひるむことなく、自動車パレードや18春闘集団交渉を成功させて、今年度も大幅賃上げを実現し、はたらく者の労働条件の更なる向上に努めていきます。大阪広域協組の無法な傍若無人の振る舞いを正し、協同組合の民主化をめざしていきます。
そのために労働組合に与えられた権利に基づき、ストライキをはじめ、あらゆる行動を組織していくという決意を固めています。
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