第30回多田謡子反権力人権賞受賞発表会

　
１２月１５日、東京・連合会館で『第３０回多田謡子反権力人権賞受賞発表会』が開催され、関西地区生コン支部（以下、関生支部）とパレスチナＢＤＳ民族評議会、優生手術に対する謝罪を求める会の３団体が受賞しました。


　◆反権力の闘い継続、関生支部の歴史だ◆


　各団体の受賞記念講演で、関生支部からは武谷書記次長が講演を行いました。

　現在、関生支部にかけられている権力弾圧の経緯経過や関生支部の進める産業別労働運動の成果、１９８０年代、日経連会長の大槻文平が「関生型労働運動は絶対に箱根の山を越させない」との号令で行われた弾圧の歴史などを報告。「歴史と権威ある賞をいただき感謝します。関生支部に対して、みなさんからの心ある支援と暖かい激励をいただきありがとうざいます。関生支部は、国家的弾圧に対して怯むことなく勝利するまで闘い続けます。今後ともご支援とご協力をお願いします」と感謝の気持ちと決意を述べました。

　それぞれの代表者の発言のあと、受賞式が行われ、式の閉会後は、受賞者を囲むパーティーが催され、受賞者と参加者の交流が行われました。そこで、関生支部に檄文とカンパ金をいただきました。

　（※各団体の記念講演や関生　支部の受賞理由について　はＨＰ広報委員会に掲載）

　●多田謡子反権力人権賞●

　２９歳で亡くなられた弁護士多田謡子さんを記念して１９８９年に創設されたもの。その遺志を将来に活かすため、謡子さんの遺産と有志のカンパを加えて、あらゆる権力に対して闘い、人権擁護に尽くした団体・個人を顕彰して賞金を贈呈するとともに、受賞者の講演会を開催して、広く交流していくことが目的である。


　　【　くさり１月号より　】