近畿生コン関連団体労使懇談会
10月30日、学働館・関生で近畿生コン関連団体労使懇談会が開催された。
懇談会では、はじめに、参加した各生コン関連団体が現状と課題を報告。その後、関西生コン関連労働組合連合会の各労組が提起を行い、そのなかで、関生支部の武書記長が以下のように発言した。
「今回の弾圧の狙いは、大阪広域協組と関生支部との対立を利用し、労働組合と中小企業が連携して大企業にモノを言う運動を潰すことにある。
権力側はこれまで私たちが生コン関連の中小企業と協力して近畿全域で進めてきた取り組みが全国に広がるのを非常に恐れている。この機会に関生支部を攻撃し、私たちと中小企業を分断したいと考え、本格的な弾圧を実行している。
今、大阪広域協組のなかでは大きな矛盾が生まれている。不公平なシェア割がまかり通っているのだ。特に神戸地域では、副理事長の経営する工場が20%ものシェアを占め、他の工場との間に大きな差が発生している。
シェアに関しては、2015年に労使が協力して業界再建に取り組もうと合意したとき、3年を目処に公平・平等なものに変えると約束していた。それが全く果たされていない。早急に改善が必要だ。
こうした不公正・不平等な協組運営に対して労働組合も指摘するが、協組に加入している中小企業自身が『こんなやり方はおかしい』と声を上げるべきだ」。
【 くさり12月号より 】