関生ヒューマンスポット?
◆ 和歌山ブロック M組合員 ◆
T和歌山分会のMです。
私が組合に加入してから早いもので9年の月日が経ちました。組合に入る以前は、5年ほど2社にわたってミキサー車の運転手をしていました。
しかし、アルバイトや派遣という雇用形態であったため、会社が忙しい時にしか仕事ができないという状態が続いていました。また、契約がいつ切られるかも分からないため、仕事をしていても常に不安を抱えていました。
そんな時、自分の不注意からケガをしてしまい、仕事に行くことができなくなりなりました。そのため、収入が無くなってしまったのです。
無収入の状態が3ヵ月も続き、「この先、ちゃんと仕事に戻れるのだろうか」と悩んでいたとき、同級生で友人のO組合員に道端で偶然会ったのです。
悩んでいる状況を打ち明けると、O組合員は「今のままじゃ会社に戻れたとしても労働条件が悪過ぎる。ケガが治ったら俺が入っている労働組合に加入して仲間のみんなと闘いながら労働条件を改善していかないか」と誘ってくれたのです。
初めて聞く話ばかりで、「本当にそんな労働組合があるのだろうか」と疑問に思った私は、何度も会って納得できるまで話を聞きました。
組合加入をすると同時に、T運輸で日々雇用として就労することになりました。
それから3年で正社員になることができ、聞いていた通り本当に安定した生活ができるようになりました。
あの時、何度も足を運んでくれて一生懸命説明をしてくれたO組合員には今でも感謝しています。次は、同じように悩んだり苦しんでいる誰かのためになれるように一生懸命活動をしていきます。
今は厳しいときですが、ピンチをチャンスに変えられるように、みんなで団結して頑張りましょう。
【 くさり10月号より 】