日朝友好なにわの翼
■共和国に立つ日、南北首脳会談が■
大阪日朝友好代表団である「日朝友好なにわの翼」の一員として、4月27日~5月3日までの日程で、朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)を表敬訪問しました。
今回は古賀滋団長を始め、引率を務めてくださる朝鮮総連大阪本部の姜賢国際統一部長、元NHKの職員でジャーナリストの立岩陽一郎氏、「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支援する会」の女性会員3名、全港湾大阪支部、トラック支部、関生支部から各1名の総勢9名で訪朝。
共和国を訪問する日、共和国の金正恩朝鮮労働党委員長と大韓民国の文在寅大統領が板門店で首脳会談を開催し、朝鮮戦争に終止符を打つとの合意内容が記された「板門店宣言」を発表。その直後に平壌に入ることができた喜びを感じました。
■今後も伝えたい、共和国の真の姿■
平壌に入ると2年前よりも高層建築物がかなり増えていることに驚き、共和国の著しい発展を目の当たりにしました。共和国建国の父である金日成主席の生家である万景台や建国の魂の象徴である主体(チュチェ)思想塔、金日成広場に行った時には、共和国の人々の力強さと明るい表情を見ることができました。
次に板門店。ここは訪朝した際には必ず行っておかなければならない場所です。私は歴史的な出来事の直後に訪問できたことを誇りに感じました。
今回一緒に訪朝した立岩氏が共和国の人たちに板門店宣言と日本に対する気持ちについて質問すると、ほとんどの人が板門店宣言には「同じ民族であり仲良くするのは当然である」、日本に対しては「日本の人達とは仲良くしたい、だが日本政府に対しては過去の清算を求める」と答えてくれました。
立岩氏も日本が平壌宣言やストックホルム合意など共和国と結んだ協定を履行せずにいることと、メディアも真実を報道しないことが、日朝国交正常化や拉致問題の解決の妨げになっていると話してくれました。私はこれからも、共和国の本当の姿を広く伝えていきたいです。
【 くさり6月号より 】