= 幹部学習 =
「政策運動」をテーマに武建一執行委員長による幹部教室が行われた。関生型運動の成果と一万人組織建設の必要性、大阪広域生コンクリート協同組合の解決すべき重点課題について学習した。
◇関生支部の運動で産業政策の前進を◇
一昨年・昨年と組織拡大を最重要課題として取り組んできた。関生支部の成果として、生コン価格の値戻し、学働館・関生の建設、労働学校の開校、50年史発刊、「ソウル宣言」モントリオール大会(関生支部の産業政策の成功例を発信)、近畿二府四県の産業政策が大きく前進しています。
◇大阪広域協組の
重点課題は6点◇
大阪広域協組は、125工場が大同団結したことで値戻しが順調に進み、資本側は力を付けつつあります。その大阪広域協組に求められる課題として、以下の6項目があります。
①労働組合との協力のもと大同団結した協同組合が、その原点を忘れて「労働組合と距離を置く」とか「労働組合を権力を使って弾圧する」などの間違った歴史を反省し改める。
②「おんどれ」「いてもうたろか」などの恫喝で、協同組合の品位を汚す行為があった事実を認め、今後このような行為が無いようにする。
③事職は、公人職であり、役職を利用した利益の誘導などの行為は一切しない。
④協同組合加入社は、大阪兵庫生コン経営者会に全社が加入する。
⑤過去の事実が示す通り、労使の協力関係が協同組合の基本方針であることを内外に明らかにする。
⑥生コン価格の原価に、ミキサー・ダンプ・骨材・バラなどの適正運賃などを反映させ環境保全、教育・広報活動などの諸費用を考慮する。
などです。
◇先人たちが挙げた成果を発展させる◇
今、関西の生コン労働者の賃金・労働条件は、他の産業よりは高い水準です。優先雇用協定を締結している労働組合は他に無く、労働争議になっても生活権を確保しながら闘いが継続できます。
さらに、年間休日125日など、関生支部結成以来、52年間にわたる日々の闘いによって権利を勝ち取ってきました。
しかし、資本側に力がつく一方で、労働組合側の力(量・質)が同じであれば、労働組合の力が弱くなるということです。
先人たちの成果である過去の遺産を食いつぶさないためにも、関生支部の量的拡大と質的強化が必須の課題です。
この賃金・労働条件を維持・向上させるためにも、今期は一万人組織に取り組む必要があります。対象者は、生コン産業に従事する製造・ミキサー・圧送・バラ・ダンプすべての出入り業者を組織することです。
【 くさり1月号より 】