★★ 申請期間が延長されました ★★
トラック運送業界は、危機的な運転手不足に直面しています。
1990年の規制緩和で事業者が急増。競争の激化で運転手の平均年収が大幅に減りました。若者の運転手ばなれによる高齢化は顕著で、30歳未満はわずか3.4%、40歳以上は78.2%に上ります。
運転手は、生活のために過酷な距離を走り、高速道路を飛ばして十分な休憩も取りません。最も心配なのは「安全面」で、操作ミスや居眠り運転などによる事故が後を絶えません。また、近年はネット通販の拡大で、より細やかなサービスが求められ、ますます運転手への負担と人手不足は深刻化し、事業所の68.8%が運転手不足を訴えている状況です。
しかし、大企業は潤っても運転手の待遇改善はなかなか進みません。ドライバー不足の原因は「長時間低賃金」「過酷な労働条件」「若者のクルマ離れ」。給料は低い、労働時間は長い、過酷な労働、睡眠不足、事故と駐車違反は自分持ち。そんな業界に「夢」や「やりがい」を胸にドライバーになる若者などいません。
私たちの生コン関連業界で労働組合が提起してきた「産業政策」こそが、今の物流システム崩壊の危機回避に最も有効な政策です。労働組合と経営者会が互いに両輪となり、労働者の雇用と生活・中小企業の経営安定を守り、互いが問題を解決することで窮地は回避できます。生コン関連業界こそが、崩壊寸前に追い込まれている他の業界のモデルとなれる業界なのです。
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■今こそ若者にとって魅力ある業界を目指そう!
今回、福利厚生および助成事業の一環としての「大型免許取得に係る補助金」「インフルエンザ予防接種補助金」が確立。これらは、2015年からの大阪地区の協同組合とアウト社の大同団結により労働者基金を確立し、その運用として大阪兵庫生コン経営者会と労働組合の協議により実現した制度です。
今後も、私たちは未来を見据えて「魅力ある業界づくり」に積極的に取り組む必要があります。
●インフルエンザ予防接種の補助金●
医療機関に支払う費用
自己負担額(上限3千円)
●大型免許所得に関する補助金●
教習所に支払う費用の半分
○対象者は、関西生コン労働組合連合会に加盟する労働者
○申請期間は平成29年1月1日~3月末まで
○申請および申請書類:一般社団法人大阪兵庫生コン経営者会ホームページからプリント可能
○お問い合わせ先:一般社団法人大阪兵庫生コン経営者会 TEL 06-6347-5421 (担当者:小西事務局次長)
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