沖縄辺野古現地闘争派遣団レポート
6月27日~30日までの間、沖縄辺野古現地闘争派遣団(関生5名・近トラ2名、中央4名、計11名)として現地闘争に参加しました。闘争現場の熱気を肌で感じることができ、とても貴重な経験ができました。
沖縄県名護市辺野古では、反対する市民が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で資材搬入を阻止するために座り込みを続けています。しかし、工事関係車両や資材搬入車輌が近づけば、座り込む市民の数を上回る機動隊員が、市民を強制的に排除し関係車両を基地内に入れています。
海上では、臨時制限区域を示すフロートギリギリまで接近してシュプレヒコールを挙げ、声が枯れるまで「大浦湾の埋め立て反対」を叫び続けました。この命豊かな大浦湾を後生に残すために絶対に守らなければなりません。
■ひとりでも多く…■
今回、現地行動に参加して感じたことは、反対する人が少ないことや若い人がいない現状です。私が三年前にカヌー隊として参加した時には、ゲート前には人があふれていてカヌー隊のメンバーもたくさん参加していました。
現地に住んでいる10代の方と話したところ「基地ができるのは嫌だけど、どうせできるんだからそこまで関心がない」と言っていました。若い人にも関心をもってもらい諦めない気持ちを胸に刻んでほしいです。
いま現地では「辺野古の海を守りたい」という思いが国家権力の暴力によって押しつぶされています。戦争による悲惨な歴史や悲しみ、戦争を経験したおじいおばあからの訴えをいろんな世代、特に若い世代に知ってもらいたいです。肌で触れることによって「今の自分に何ができるのか?」と考えさせられることができると思います。
一人ひとりの力は微力かもしれませんが、強靭な意志を持った力が集まれば、必ず大きな力になることを確信しています。
工事を止めるためにゲート前に座り込む人々は決して諦めることはないでしょう。今回、私が強く感じたのは、どうしようもない無力感ではなく「絶対に基地建設は止められる」という希望でした。
≪ 現地闘争派遣団 ≫
【 くさり8月号より 】