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日韓民主連帯訪韓団

 5月16日~20日、今回で21期目の訪韓。光州事件の舞台となった光州市、アジアスワニー闘争があった益山など歴史探訪を行った。   

 パククネ大統領を弾劾、訴追に追い込んだろうそくデモ。昨年から初春にかけ、ろうそくで埋め尽くされていたソウル市街もすっかりと平静を取り戻している。ムンジェイン大統領に交代、一定の勝利をみたが、まだ道半ばだという。

 従軍慰安婦問題解決へ

 ソウル市街には、多くのテントが設置され闘争を継続している。サムソン電子社前では、サムソン電子職業病問題で580日籠城しているパノルリムを訪問。この問題を取り上げた映画「もう一つの約束」の上映会を開催し、運動を拡げることを約束した。  

 1992年より始まり、1283回を数える従軍慰安婦問題解決を求める水曜集会は、より大規模なものとなっており、問題解決を政府に訴えている。 民主労総は、最低賃金を10000ウォン引き上げなどを政権に求めており、改善なければ行動を起こすと通告している。

 戦った烈士の犠牲のうえ

 韓国の運動が力強いのは、光州事件以降、民主主義獲得のため闘った多くの烈士の犠牲があるからだという。権力は信用できない。民衆を裏切ればまたろうそくがソウルに立ち並ぶだろう。

 ※ 光州事件 :朴正煕暗殺後、韓国では「ソウルの春」と呼ばれる民主化気運が高まる。金大中拘束、全斗煥の軍事クーデターに反対する学生デモに対する戒厳軍の暴行がひどかったことから民衆が蜂起。多くの市民が拘束、射殺された。


  【 くさり6月号より 】

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