=組合員と家族の笑顔咲く=
好天に恵まれた4月16日、RENTAI FESTA2017が万博記念公園お祭り広場で盛大に開かれ、組合員と家族・友人・市民など合わせて1万人が集まり、賑やかに交流。今年は〝スマイル~共に手をとり、共に生きよう~〟をテーマに様々な催しを行い、会場にはたくさんの笑顔があふれた。
●1万人の熱気が会場いっぱいに●
◇戦争を煽る日米
平和を求め闘う◇
関生太鼓の響きとともに開会したFESTAは、各界から多彩な来賓が列席するなか、武洋一書記長の司会で第1部式典が進行した。
冒頭、主催者を代表して挨拶に立った武建一関生支部執行委員長は参加者にお礼を述べたうえで、「労働組合にとって最も重要な闘いとして春闘がある。生コン関連では6労組が団結し、大企業の収奪を抑制して中小企業の権益を守り、そのなかで労働者の賃金・労働条件を向上させようと闘ってきた。その結果、今春闘では生コン輸送の運賃を4千円引き上げることに成功。さらに、年収630万円以下の組合員は賃上げ1万円、630万円超は7千円の賃上げを勝ち取った。
現在、朝鮮半島をめぐる情勢は緊迫の度を増している。これについて日本では『共和国の挑発が原因だ』と誤った報道がされているが、日・米・韓による軍事的圧力が真の原因。安倍政権は米国に追随して朝鮮半島での戦争政策を実行しようとしているのだ。
さらに、安倍政権は共謀罪の成立を狙っている。これが成立すれば国民同士が監視し合う社会になり、捜査当局の判断で『犯罪』実行前でも処罰されてしまう。これは戦前の治安維持法に匹敵する悪法。もし、強行採決するのであれば時限ストライキで闘う。
安倍政権は辺野古新基地建設や原発再稼働を強行し、大企業優遇の政策を行う。私たちはこの悪政を打ち倒し、国民の暮らしと平和を守るために全力を尽くす」と述べた。
続いて、各来賓が挨拶。「働く仲間が平和な社会で安心して暮らせるようにともにがんばっていきたい」(前参議院議員・尾立源幸)「共謀罪と辺野古新基地建設は根っこでつながっている。戦争に向かう安倍政権の暴走を止めるために全力で奮闘する」(元衆議院議員・服部良一)「森友学園という歪んだ愛国教育を行う学校に異常な安値で国有地を売った。これは国政の私物化だ。東アジアの平和にとっての『阻害要因』である安倍政権には即刻退陣してもらおう」(豊中市議・木村真)。
◇多彩なステージ、客席から歓声が◇
第2部のステージは、廣川陽子・田中けいこ・桂福丸による軽妙な司会で進行。朝鮮舞踊、アソシエ社交ダンス・渡辺千賀子ライヴ、ワタナベフラワーライヴ、ラジオ関西ステージ(門松良祐・LCA)、キャラクターショーなど多彩なステージに会場は大盛り上がり。
さらに、化楽(ばけがく)ライブ、Ondoya匠 井筒屋小石丸(河内音頭、東大阪ブロック組合員)と続き、メインのET-KINGライヴでは大勢の観客がステージを囲み、会場とステージが一体となって盛り上がりは最高潮に。さらに、徳之島ステージでは音楽に合わせてたくさんの観客が立ち上がり、踊りを楽しんだ。
また、お楽しみ抽選会では、「旅行券10万円分」など豪華賞品が盛りだくさん。当選番号発表の度に歓声とため息が漏れた。
好天に恵まれて
楽しく過ごす日
各出店も大盛況。気温が上がったこともありビールやジュースが飛ぶように売れ、定番の焼きそば・フライドポテト・からあげなども大人気だった。また、朝日分会によるヨーヨー・スーパーボールすくい、全港湾大阪支部によるキャラクターすくいも子どもたちで大賑わい。その他会場では、労働相談・パネル展示・フォトコンテスト・車輌展示・子どもコーナーなどを開催。あちこちで組合員・家族の笑い声が聞かれた。
皆様、ご協力ありがとうございました。
◇分断された社会、転換するのは今◇
今年のFESTAは「スマイル~共に手をとり、共に生きよう~」がテーマ。
現在、日本社会では全ての分野で競争が進み、様々なコミュニティーが破壊されて人々は「個人」に分断されている。そうしたなかで関生支部は人と人とのつながりをもう一度つくり直し、共に生きる社会の構築を目指している。FESTAもそうした活動の一環だ。
組合員も家族も友人も笑顔になるFESTA。来年はもっとたくさんの笑顔を咲かせたい。
【 くさり5月号より 】