= 17春闘共同ニュース No.1(速報) =
関西生コン関連労働組合連合会(生コン産労・全港湾大阪支部・近圧労組・建交労関西支部・UAゼンセン・関生支部)は3月6日、協同会館アソシエで17春闘第1回集団交渉を開催。労使双方が今春闘に臨む基本的態度を表明した。
■中小企業・労働者主導の業界づくりを■
◇労使窓口の機能強化、経営者会加入が必須◇
冒頭、今春闘に臨む基本的態度について大阪兵庫生コン経営者会の藤中会長は「①経営者会と労組連合会の関係の深化、②安定経営が行える業界秩序・経営環境の構築、③労使が互いに尊重し、生き生きと働くことができる環境づくりを重点課題に据え、今春闘に臨む。特に、労使窓口としての役割を果たすためには経営者会未加入社の経営者会への結集が不可欠であり、加入促進を図る。また、昨年確認した5:5を視野に人員補充を実施する」と語った。
■値上げ・運賃アップ
労働条件の向上を!■
続いて、関西生コン関連労働組合連合会の武議長が同じく労働側の態度表明を行った。
武議長は「今春闘の重点課題は、産業別の賃金・雇用・福祉制度の確立と教育・環境保全対策の実施だ。
業界安定には良好な労使関係が不可欠。中小企業と労働者は利益の配分をめぐって対立するが、ゼネコンやセメントメーカー、大手販売店などの収奪に対してはともに闘うことができる。今春闘ではこの闘いで生コン値上げを実現しよう。
そして、得られた利益は生コン製造業だけが独占するのではなく、生コン輸送・バラ輸送の運賃引き上げ、圧送料金の引き上げなどの原資にすべき。そして、それを通じて労働者の雇用・賃金の安定をはかる。
これら課題は3月中に解決すべきものであり、それができなければ、私たち労組連合会はストライキ権を武器に要求を実現する」と決意を語った。
ただ乗りする弥生会
集団交渉への参加を
値上げに「ただ乗り」している直系社の経営者会への加入と集交への参加が今春闘の「鍵」となる。弥生会の経営者会加入・集交参加を実現しよう。
■6労組が団結して要求を実現しよう!■
◇ふたつの会場で集会を開催!約300台で大阪市内をパレード◇
生コン産業政策協議会(生コン産労・全港湾大阪支部・近圧労組・関生支部)は3月12日、17春闘勝利・中小企業主導の業界再建をめざし、戦争法廃止!辺野古新基地建設NOをめざす自動車パレードを大阪市内で敢行した。
パレードに先立つ決起集会会場の大阪国際ターミナル前コンテナ車駐車場には、早朝からミキサー・バラ・ポンプ車など、約250台の車両と労働団体の仲間と家族、各界来賓ら約700人が結集。「大幅賃上げ獲得」「非正規労働者の正社員化」など今春闘に臨む強い決意を表明した。また、舞洲で開催されている建交労関西支部の集会とエール交換を行った。
生コン産労岡本書記長の団結ガンバローで集会を閉じ、パレードに出発した。
パレードは、宣伝カーを先頭に250台の車両で整然と行進。集会会場から出発し大阪港咲洲トンネルを越え港通りから長堀通りを東上、新なにわ筋を南下して千日前通りに右折、堺筋を北上し、土佐堀通りを左折、御堂筋を南下して元町3を通過して流れ解散した。
パレードに参加した車両は「共謀罪(テロ等準備罪)を廃案に」「TPP反対」「原発再稼働・輸出に反対」「辺野古新基地建設反対」や「山城博治さんを早期奪還しよう」と書かれた横断幕でデコレーションされ、市民の注目を集めた。
【 関西生コン関連労働組合連合会 】