2017年新春旗びらき
「2017新春旗びらき(連帯労組近畿地方本部・各支部共催)」が1月14日、リーガロイヤルNCBで行われ、各界来賓を含めて370名が来場した。熱気溢れるなか、第1部では来賓から激励と連帯の言葉をいただき、第2部ではお楽しみ抽選会を始め、各種催しを開催。この一年、組合員一丸となって新たな決意で闘い抜くことを誓い合った。
冒頭、勇壮な関生太鼓が旗びらきの開会を告げた。
その後、主催者を代表して垣沼陽輔近畿地方本部執行委員長が挨拶した。
■政治闘争を強化し、安倍政権の打倒を■
垣沼委員長は「臨時国会で安倍政権は年金法・介護保険法を改悪。さらに、国が賭博を合法化するカジノ法を強行採決。今国会では共謀罪成立を狙う。次回の総選挙で国会内勢力を変えなければ、安倍政権の暴走を止めることはできない。
今、日本では非正規労働者が全体の4割を超え、年収200万円台の労働者が1200万人に上る。安倍政権は『同一労働同一賃金』と口では言っているが、実際には格差が極端に拡大し、『1億総活躍』にはほど遠い。
こうしたなかで私たちは、17春闘をはじめ、権利侵害一掃闘争の勝利、産業政策運動の前進、労働者の賃金・労働条件向上に向けて一層奮闘する」と挨拶した。
■時代が求めている
〝関生型労働運動〟■
続いて挨拶に立った武建一関生支部執行委員長は「昨年の大きな成果は業界の正常化だ。大阪地区の生コン業界を大同団結させ、値戻しに成功。さらに、神戸を除く近畿全域で値戻しを実現し、次は値上げの段階にある。課題は生コン輸送・バラ輸送の運賃引き上げだ。
今、世界各国の民衆が求めているのは『共生・協働』の社会。米国ではトランプが大統領に就任した。彼は米帝国主義の代表であり、戦争政策を継続する。しかし、1%が99%に犠牲を押しつける政治に米国民がNOを突きつけたことは大きな変化だ。
昨年9月にはカナダ・モントリオールでグローバル社会的経済協議会の大会が開催され、世界62ヵ国から1500名以上が結集。このなかで関生型労働運動について報告した。私たちの運動は国内だけでなく国際的に広がりつつある。
17春闘では中小企業の地位向上を目指し、ストライキを背景に大企業と闘う。さらに、戦争法廃止・反TPP・新基地建設阻止など政治闘争と結合させ全力で闘い抜く」と決意を述べた。
この後、来賓挨拶・鏡割りと続き、中小企業組合総合研究所の髙井理事長の発声で乾杯。歓談・会食しながら交流を深めた。また、駆けつけた辻元清美衆議院議員・福島みずほ参議院議員から連帯のメッセージをいただいた。
【 くさり2月号より 】