連帯ユニオン

　１１月１２日～１３日にかけて、京都で部落解放共闘女性連絡会議合宿が開催され、連帯から５名の女性組合員が参加しました。

　１日目は、部落解放同盟大阪府連の赤井委員長による「差別のない共生社会の実現にむけて」をテーマにした学習会を受けました。 　

　学習会では、貧困が子どもにも影響している問題点について話されました。「子どもの貧困」といっても経済面だけではありません。タワーマンションに住んでいても、家族で食事をすることがない家庭もあるなど子どもの孤立化が深刻な状況になっています。 　

　また、子どもたちのなかには、朝食を取らずに給食だけで１日を過ごす子もいるそうです。そのような環境を改善していくためにも、私たちも協力していかなければなりません。 　

　学習会後には、各団体の自己紹介と活動報告があり、この間の生理休暇の取り組みを紹介し、沖縄の辺野古基地問題・高江ヘリパット建設反対の闘いを報告して、それぞれの報告ビラを配布しました。 　

　二日目は、「ともに創ろう多様性が大切にされる社会を～女性のエンパワメントから」のテーマでワークショップを行いました。「暴力と性について」「ハラスメントについて」「性の価値観」「一人ひとりの境界線」など話を聞き、意識を変えることがいかに大切かを学びました。 ワークショップは、
　① 参加→主体的な学びの場へのかかわり
　② 体験→経験学習会のサイクル
　③ 相互作用→他者との関りで学ぶ
という３つの特徴があります。 　

　このような学習会を活用すれば、男女の意識改革へ繋げていけるのではないかと思いました。二日間を通して、有意義な時間になりました。

　　【　くさり１２月号より　】