= 16春闘の成果が次々に! =
春闘において、関西生コン関連労働組合連合会と大阪兵庫生コン経営者会とは、賃上げ―正規雇用労働者月額1万円(4年連続)、日々雇用労働者日額500円(4年連続)、年間一時金―138万円を合意。その他、非正規雇用と正規雇用の比率を当面5対5に改善すること、日々雇用労働者の福利厚生充実の一環として、作業着・ヘルメット・安全靴・安全ベルトを支給することが確認された。
◆非正規の要求
くみ取り実現◆
今回の生コンに関連する日々雇用(非正規)労働者の正規化や福利厚生に関わる要求の前進は、全国に類を見ない画期的な成果だと言える。なぜか。連合を中心とした日本の大企業労組などは、本勤を中心とした要求が前提であり、非正規労働者や下請けの出入り業者を踏み台にする対応に終始しているからだ。
◆防寒着購入の補助金を確認◆
非正規雇用労働者への具体的な福利厚生の充実に向けて、経営者会の労使委員会で協議を重ねた結果、去る11月8日の委員会で、日々雇用労働者への防寒着購入の補助金やインフルエンザ検診への助成金の拠出が確認された。
そして、新たな制度として、慢性的な人員不足を解消するため、大型免許取得への助成金拠出も確認されている。
【 くさり12月号より 】