= 和歌山ブロック =
和歌山県に本社が所在する「Aゴルフ」で働く従業員2名が、連帯ユニオン関西地区生コン支部に加入。解雇撤回・経営者によるパワハラの謝罪・損害賠償を求めて、昨年10月29日に公然化しました。
ところが、組合結成後に会社側は組合員の賃金を減額するなどの「不当労働行為」を行ってきました。この不当労働行為に対して組合は、今年の2月15日大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をしたところ、会社は組合員の賃金は回復しました。
しかし、「組合と組合員には謝罪はしない」という態度をとり続け、組合員への不当な自宅待機命令を一方的に解除。そして、出勤後は元の料理長には就かせないという新たな攻撃をしかけてきました。
◆繰り返す違法行為
反省しない経営者◆
8月8日の団体交渉では、「会社が謝罪文を提出し、組合員を元の料理長に戻す」という条件で、8月30日の団体交渉に組合が組合員の復職時期を回答する約束になっていました。
しかし、会社側は当日会場に現れず、団体交渉は開催されませんでした。この会社側の不誠実な行為に組合は強く抗議しましたが、「団体交渉開催の約束はしていない」と経営者は開き直る始末です。
さらに、会社側は、組合員を今年の9月1日付けで一方的に解雇してきました。この組合員の解雇は、この間の団体交渉の経緯や中身を無視したものであり、新たな不当労働行為に該当します。決して許すことなど出来ません。
今後、関西地区生コン支部は、不当な解雇の撤回と組合と組合員への謝罪を求めて、Aゴルフに対して、法的措置を含むあらゆる合法的な手段で闘っていく決意です。
各ブロックの仲間のみなさんには、ご支援・ご協力をお願いします。
【 くさり11月号より 】