= 第1回部落解放青年共闘合宿 =
9月10日~11日にかけて、第1回部落解放大阪青年共闘合宿に参加。被差別部落の文化や産業について学習を深め、各組織の連携強化・意見交換を図ることを目的として開催されました。
今回の合宿には、自治労組、大阪教組、水労、JP、情報労連、解放同盟から計30名が参加しました。
場所は兵庫県姫路市高木地区。古くから皮革産業の伝統を誇り、主要な地場産業として発達し、姫路市内の被差別部落のなかでも最も大規模な地区です。
開会にあたり議長が挨拶を行い、各組織の交流を深めるために大阪教組が主催となり、簡単なゲームを中心としたアイスブレーキングを行いました。
◆伝統ある革産業を学び体験する◆
『姫路の白鞣し革』と『皮革の製造工程』の映像を見たあと、フィールドワークへ向かいました。フィールドワークでは高乃木神社(日本で唯一の皮革の神様を祀る神社)や太閣井戸(高木地区に住んでいた女性が羽柴秀吉に白鞣革を献上品として差し出したもころ、秀吉が女性に対してのお礼に掘った井戸)、市川(かつて鞣しが多く行われていた皮。高木地区の白鞣革が発達した要因の1つ)などを高木地区の歴史について解説をふまえて見学しました。
9月6日に開催された、『青年共闘合宿前学習会』桃山大学名誉教授を招き、皮革の歴史について学習をしていたので、より理解を深めることができました。
また、『レザータウン高木』で革を加工しコインケースを作成する体験。参加者のなかには上手く作れた人もいれば、上手くいかない人もいましたが、いろんな話を交えながら楽しく作ることができました。
2日目は今回の共闘合宿に参加している組織が普段どのような活動をしているかなど、情報共有を目的とし、それぞれ組織紹介と活動報告を行いました。
報告後はグループに分かれ、合宿のまとめを行い、第1回部落解放青年共闘を終えました。
≪ 通信/N執行委員 ≫
【 くさり10月号より 】