= 人員補充勝ち取る =
◆4名揃って笑顔の正社員化!◆
三田ブロックで、F生コン運送分会の仲間が念願の正社員化をついに勝ち取りました。4名の組合員が11月1日から正社員になります。
◆不安定な労働条件に苦しみ◆
当時、私たちは、I生コンの専属輸送会社であるF生コン運送㈱で労供事業所に所属して仕事をしていました。そして、2010年8月30日に「労働環境と労働条件の改善」を求めて関生支部に組織移行して公然化。
組織移行をするまでの私たちは、F生コン運送で「半直行」という立場に置かれて就労していました。「半直行」と聞けば、言葉上では聞こえは悪くないかもしれません。しかし、仕事が忙しい時は気になりませんが仕事が暇になれば、就労の機会が奪われてしまいます。
休日出勤をしても休日出勤手当も支給されず、半日就労は当たり前。賃金の格差も大幅にあり、ミキサー車の駐車場も自分たちだけがプラントから離れた場所にありました。また、日々の配車においても「本勤」「直行」「半直行」の順番で配車差別をうけて、印紙切れを起こす状況にありました。
どんなに頑張っても不安定な収入は改善することはなく、意を決して連帯労組の組合員に相談し、その後、組織移行を行いました。
公然化以降は、I生コンの破倒産を経験。つらい時期もありましたが、分会は生コン支部が推進する産業政策運動を信頼して学習活動・組織拡大活動・政策運動に参加してきました。
◆強い想いと団結で勝ち取る◆
春闘や団体交渉を重ねて、労働条件の改善や一定の賃上げは実現されましたが、公然化から一貫して要求してきた、「本勤化の実現」にはなかなか至りませんでした。
2016年春闘で生コン支部が掲げている「本勤化50%」を契機に、私たち分会4名はどうしても要求を実現したいと心から願っていました。
そこで、担当常任・役員を先頭に分会4名がひとつになって、交渉と、行動を背景に最後まで思いを貫きました。
会社も生コン業界再建運動を理解され、本年11月1日より私たち4名はF生コン運送の本勤化を勝ち取ることとなりました。
今後、連帯労組の運動にさらなる確信をもって三田ブロックの活性化・組織拡大・業界再建を目指して運動していきます。「団結頑張ろう!」その言葉こそが私たち4名の決意表明です。
【 くさり10月号より 】