= 恐ろしい高速増殖原型炉 =
■ 250日の稼働9こ税金1兆2千億円 ■
1994年に本格稼働したもんじゅは、その4ヵ月後にナトリウム漏れ事故で停止。14年後に運転を再開したが、その3ヵ月後にまた事故。その後も事故や点検漏れや隠ぺいが次から次へと報じられた。
22年間で稼働したのはなんとたったの250日だけだ。
しかも、つぎ込まれた事業費は1兆2000億円超。停止状態でも 一 日あたリ約6400万円もの維持費が必要だ。再稼働には数千億円、廃炉にも30年の年月と3000億円以上のお金が必要。それがもんじゅの実態だ。
■ 破たんが明白な「核燃料サイクル」にいまだにしがみつく安倍政府の本音 ■
「核燃料サイクル」は、ふつうの原発から出る使用済み核燃料の「ゴミ」をリサイクルして新しい核燃料につくりかえ、それを高速増殖炉で使えば核燃料をまわして使えるため、エネルギー 資源を輸入 しないで済むしゴミも処理できる という夢の計画として始められた。
しかし、どの国も計画は破たんして展望も無いのに、高速増殖炉が必要だと政府が言い続ける理由は、これまでは使用済み核燃料を「これはいつかリサイクルできるから役に立つんです。だからとっておくんです」といっていたものが、ぜんぶゴミになる。
つまり、核燃料サイクル計画をあきらめる=原発を使いつづける理屈がなくなる=脱原発しなくてはならなくなるからだ。
さらに、政府がウソで固めた計画と莫大な税金の無駄遣いがばれてしまう。
だから政府は核燃料サイクル計画をやめられないのだ。
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■ 無責任で悲壮な原発政策 ■
使用済み燃料がリサイクルできないとなると、なんとかして原発から出るゴミを捨てないといけない。
しかし、人命を奪う程つよい放射能を発している使用済み燃料は管理方法がない。
無責任な政治家はこれまでずっと原発を動かしてきたが、そこから出るゴミの後始末は棚上げにしてお
り、現在は使用済み燃料プー ルで寝かせて危険な状態でほったらかし。
原発の使用済み燃料プー ルはもうぎ
りぎリまでいっぱいだし、さらに施設の老朽化など問題だらけだ。