= 部落解放共闘フィールドワーク =
■ 部落解放共闘フィールドワーク ■
6月25日、リバティおおさかで部落解放大阪青年共闘の取り組みを行い、青年女性部からは6名が参加。リバティおおさかと部落問題について学びました。
リバティおおさか事務局長の前田朋章さんの講演を受け、学生時代初めて被差別部落出身とカミングアウトした時の苦悩や葛藤、また「部落解放運動も大きな運動のうねりを起こすときには、いつも若者がその中心にいて運動をつくっていた」と話されました。
■ 橋下知事が来館して展示内容を変更さす ■
リバティおおさかは、30年以上の歴史があり、人権問題について多くの展示がされていました。しかし、2008年当時の大阪府知事、橋下徹氏が来館し、「内容が難しく、自分の価値観に合わない。子ども達が夢や希望を持てる施設にしなければならない。
難しい内容を変えなければ、補助金を打ち切る」などと言い、展示内容の変更を余儀なくされました。
■ 展示変更に納得せず、補助金を打ち切る! ■
リニューアル後の展示については、府市とも協議しながら進め、了承していたにもかかわらず、橋下氏は「一回チャンスを与えたのに変わらなかった」と納得せず、補助金は打ち切られました。
館内には、将来の夢や職業などの展示がありました。人権博物館の役割は、子ども達に夢や希望を与える展示をすることでしょうか?「多くの人に現実を知って欲しい」と人権侵害を受けた当事者が思いをこめて寄贈した資料を眠らせてしまっている現実があります。それを学び、私は違和感を感じました。
現在リバティおおさかは、カンパ金で運営がされています。リバティおおさかにとって最大の支援は、ひとりでも多くの人が足を運んで見学することです。見学したことがない方は、ぜひ見学に行ってみて下さい。
≪ 通信 / 青年女性部 ≫
【 くさり8月号より 】